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確定申告

クラウド会計ソフトfreee(フリー)のメリット・デメリット 2014


この記事を読むのに必要な時間の目安: 16分ぐらい

確定申告

追記2014/08/07注意:記事執筆時点(2014年3月~4月)の内容です。今は変わってる部分も沢山有るので参考程度にしておいて下さい。

先日3月17日は確定申告の期限でしたね。前記事でも書きましたがほとんど記帳してなかったのがたたってしまいかなりしんどかったです。というわけで経験がてらクラウド会計ソフト「freee」を使ってみたのでレポしてみたいと思います。

レポする前に言っておくと僕はfreeeは使い始めたその日に使うのを辞めました。思っていた以上に使い勝手が悪かったです。そこで同じクラウド会計ソフト「マネーフォワード for business」も使ってみたわけですがこちらはまだ許容範囲でした。

前々回の記事「青色申告の節税効果【メリット&デメリット】」ではfreee使ってみたらいいじゃん!とか言って自分が使うのを速攻でやめているんですから申し訳無い限りです。

ほんで結論から言うとクラウド会計ソフトはまだまだインストール型の会計ソフトには敵わないねーという感じです(記事執筆時点において)。

まぁ僕もインストール型の会計ソフトはほとんど使った事無いんですが、ネットの反応(専門家に限る)を見てもこれならまだ「弥生の青色申告」とかを購入したほうがいいんじゃないかという意見が大勢を占めていました。

あとこれは記事執筆時点に主として私が感じた事を書いておりますので誤りの可能性も有りますことご承知下さい。

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freeeの概略

freeeは株式会社CFO代表取締役の佐々木大輔氏を中心として開発されたクラウド会計ソフトで佐々木氏は元Googleの社員さんだそうです。

個人的にはクラウド会計ソフトの前にGoogleのことを色々教えてくれよとも思うわけですが、そんなことしたら守秘義務違反で一発ノックアウトです。

サービスの概略はこんな感じです。
freeeのサービス概略

(参照リンク:http://internet.watch.impress.co.jp/img/iw/docs/592/359/html/fr01.jpg.html)

サービス提供を始めたのが2013年3月19日なので昨年の確定申告の終了時点を狙ってスタートさせたのでしょうか。

【会計専任者がいない個人・中小事業者】をターゲットにして世界一楽に確定申告できる会計ソフトを目指しているようです。ちなみに下記のような本が出版されています。

freeeの料金

freeeの料金プランはまぁシンプルです。

  • 無料プラン・・・無料
  • データ保存期間は3ヶ月しかないが個人・法人にも対応して使い勝手を試せる。

  • 個人事業主向け・・・月額980円
  • データの保存期間が永久となり青色申告対応の決算書を作成することが可能になる

  • 法人向け・・・月額1,980円
  • データの保存期間が永久となり会社法に対応した決算書を作成することが可能になります。

ちなみに官兵衛が個人事業主なので個人事業主に話を絞れば、新消費税に対応した「やよいの青色申告14 新消費税対応版」がAmazonで13,000円とちょっとで買えるので、個人的にはPCにインストールしてもいいぜ~という方は無難にやよいを選んだ方が良いような気がします。今のところは。

freeeのメリット

まぁfreeeのメリットに関しては「freee公式サイト」の受け売りになってしまうわけですが列挙していきたいと思います。

勘定科目を自動で予測

まぁ要はネットバンキングやクレジットカードの明細を利用して恐らくこれだろうという勘定科目を推測して提示してくれるわけです。

もしfreeeが推測して予測してくれた仕訳が自分の思い通りだった場合には「登録」ボタンを押せばそれで仕訳の記帳が完了するという代物ですね。

例えばこんな感じ。
振込手数料の画像

これは振込手数料なので非常に簡単ですが、こういう感じで勝手に推測してあとは右上の登録ボタンを押すだけでOKという感じになります。またこの推測機能は取引を行っていく度に精度が上がっていくと言われているので何度か繰り返すうちに時間短縮に繋がるでしょう。

会計帳簿が全自動で作成

こちらに関しては先ほどと同じことですがクレジットカードやネットバンクの情報を会計ソフトfreeeに取り込むことが出来るというものですね。

例えば現在freeeに対応しているものを簡単に例示であげると

・1610以上の銀行
・13個程度のクレジットカード
・Dr.Walletビジネス
・ReceReco
・GMOイプシロン
・ユビレジ
・Amazon
・Pitapa
・スマートICOCA
・モバイルSuica
・Airレジ

などなど、上記のようなものは自動で明細を取り込んで前述の自動仕訳に対応してくれます。ただ個人的にはこの辺りの同期出来る相手方に関してはマネーフォワードの方が豊富に揃っているかなと思います。自動で同期出来ないものは利用明細のCsvをアップロードすれば取り込めます。

クラウド型会計ソフト

これはいわずもがなですね。クラウド型でありインストール型では無いのでネット環境さえあれば家でも出先でも経営状況が見れますし仕訳入力が出来ます。まぁそもそもiphoneとかで仕訳入力するのは私は抵抗有りますが・・・。

無料アップデート

やよいなどの会計ソフトを使っている場合アップデート毎にその機能が必要なのであればお金を払う必要が有りますが、freeeの場合は完全に無料です。消費税対応もお任せ!でございます。

Macに対応している

会計ソフトはMacに対応していないものが多いですが、freeeはMacでももちろんwindowsでも使えます。

3ユーザーまでデータの共有が可能

3ユーザーまでは1アカウントでデータを共有することが出来るので税理士に日常の記帳をお願いしながらも自分で現在の損益状況やキャッシュフローの状況を見ることが可能です。

自動バックアップ設定

詳細は不明ですが自動でバックアップを取って保管してくれているそうです。

無料のサポート体制

有料プランの場合はメールサポート及びチャットサポート(時間限定)が使用でき、特にチャットサポートの場合には問題が即座に解決できます。他のユーザーと悩みを共有出来るヘルプフォーラムも設置されており柔軟な対応が可能です。

ただヘルプフォーラムはややもすればややこしくなりすぎるのでどこまで範囲を広げるかは課題では有ります。

以上が公式サイトから受売りのメリットと言える事でしょうか。

続いてクラウド会計ソフト「freee」のデメリット面について挙げていきましょう。

freeeのデメリット

デメリットに関しては私が実際に使ってみた不満足な点を紹介します。理路整然とデメリットが記載されているブログ記事としては以下の様なものが有りますので参照して下さい。

freeeを実際に使ってみて分かったこと-クラウド会計|松田税理士事務所
Another Shinjuku Confidential: 高い完成度と評判のクラウド会計サービスfreeeを食べてみたよ

但し注意点として上記ブログでデメリットとして指摘されているもののうち幾つかは既に改善されているものが有ります。
 
特にリリースされてから初めての確定申告が終わったこともあってユーザーからの不満点がたまりそれをどうサービスに活かしていこうかと考えている時期だと思います。
 
場合によっては数ヶ月、数週間程度で一気にデメリットが解消されるなんて可能性も残しているわけで結局は自分で試してみるのが一番いいんですがね。

動作が重すぎる

正直これが一番ネックなのではないでしょうか。ずっと使ってたら分かりますがとにかく思い。サクサク動くときも有りますけど、インストール型に比べると雲泥の差です。

今の状態ではサクサク進めていきたい経理のおばさんの指のスピードに追いつかないのではないでしょうか。クラウド型なのでネット環境に依存してしまいます。最低でも光回線レベルでないとイライラしてPCに八つ当たりしてしまう人が続出するのではないでしょうか。

初期設定では売掛金の貸方などの設定が出来ない

これ、もしかしたら出来るかもしれないんですけど、私の場合2時間位格闘して出来ませんでした。そもそも初期設定ではfreeeは借方/貸方の両方の科目を指定することが出来ません。

取引を登録する時最初に「収入」項目か「支出」項目かを選択させられます。その相手勘定だけを選択できるようになっています。

こんな感じです。

freeeの仕訳入力画面

つまり仮に「収入」項目を選択した場合だと借方勘定には事前に登録していた「現金」「預金口座」などが選択されて貸方の勘定だけを自由に選択できるようになっています。

現金主義で仕訳を切っている人にとっては全然関係ないのですが発生主義で仕訳を切っている人にとっては結構面倒くさい。通常であれば

売上計上時点:売掛金 10,000円/売上 10,000円
売掛金回収時点:現金or預金 10,000円/売掛金 10,000円

と仕訳を切る事になるんですが、【売掛金回収時点】のように貸方に「売掛金」を設定することが出来ません。仕入/買掛金の場合も同様です。

ただ、これは初期設定の話です。

「勘定科目の設定」で「売掛金」の右の編集ボタンを開いて「検索での表示」にチェックを入れて保存すると貸方「売掛金」の設定が可能になります(その他の勘定科目も同様です。)

検索画面での表示

赤枠のように検索画面での表示にチェックを入れると選択できるようになります。逆に言うとこれにチェックを入れていないと私のように時間を無駄に潰すことになります。

元々あまり経理に詳しくない人の為に作られているので、経理初心者でも感覚的に出来るようにということでこういう仕様になっているそうです。

私もこれはサポートの方からご指摘を受けて初めて知りました。是非みなさんもわからないことがあればサポートに問い合わせてみましょう。しっかりと回答くれますよ♪

仕訳帳形式の入力が出来ない

上述のデメリットで既にこれに関しては説明しております。まぁ個人的にはメニューの中に「振替伝票」が有ったのでこれでやればいいのかなーと思っていたのですが

振替伝票から入力された仕訳は、仕訳帳・総勘定元帳・決算書には反映されますが、各種レポート(収入、支出、売掛、買掛、現預金等)には反映されません。外部との取引についての仕訳は、収入・支出の登録、または自動で経理から入力ください。

と書かれていました。

まぁつまり決算整理仕訳的なもの(翌年度になれば同額の逆仕訳を切るもの)をイメージしているのだと思います。が、決算整理仕訳はもっと別に入力できるようにして欲しいなぁという感じです。これじゃ意味ない。

freeeのコンセプトとユーザーの求める所が違うと使い勝手が難しいですね~

現金取引は全自動処理出来ないよ!

【全て自動で帳簿が完成する!】って所がコンセプトで有り目指すべきところなのですが現状では現金取引は自動処理出来ません。取引テンプレートの登録である程度の負荷は軽減できますが現金取引が多い方はfreeeを使ってもそこまで手間は軽減出来ない可能性が高いです。

まぁそもそも適切な損益管理をするという意味で何かしらの会計ソフト(別にエクセルでもいいけど)を使って管理する必要はあると思いますが。

freeeの今後について

元々コンセプトが【経理担当者・責任者のいない零細個人事業主・中小企業】をターゲットにしておることはわかっているのですが、今のままではポシャってしまうんじゃないでしょうか。

そこをターゲットにしても伸ばせるパイは決まっています。まぁ平成26年度からは白色申告の方でも記帳の義務が発生するのでその市場のパイは大きくなってはいると思いますが、
それだと多分売上も頭打ちになるでしょう。

そもそも経理をやるような人間は保守的な人が多分多いと思うのであまり変化を好みません。現状会計ソフトシェアナンバーワンの弥生会計が本格的にクラウド導入を始めればあっという間に形勢逆転となる可能性も有るのではないかと思っています。

というか、弥生が完全にクラウドになるまで待っている顧客も多いんじゃないですかね。そういう顧客をどうやって自社に移行させるかが大きな問題なのではないでしょうか。

まぁ多分ある程度のリスト・顧客は確保できるので関連サービス業を使ったアフィリエイトで別の収益の柱を作るつもりなんでしょうがやっぱり本業がしっかりしてないとニッチもサッチもいかなくなるのは目に見えています。

実際に「世界で一番ラクに出来る銀行比較というサイト」をfreeeのサブドメインで作っているので今後はネットバンク、外注サイト、クレジットカード、証券会社などで良さ気な物を紹介して紹介手数料を稼ぐことも考えているのでしょう。まぁこれはマネーフォワード然りですが。

とゆーか、「世界で一番ラクに出来る銀行比較」なんか作ってる前にもっと会計ソフトの面を本気で改善していかないとマジでヤバイと思う。yahoo的なyabeeですよ。

最後は否定的な事を書きましたがそれは代表の佐々木氏も重々承知していることでしょう。実際freeeは有り得ないスピードで進化していっています。来年には滅茶苦茶使い勝手が良くなっている可能性も捨て切れません。

というわけで今日は以上です。誤りが有ればtwitterなどでご報告下さい~確認の上訂正致します~

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