NISA デメリット

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【必読】NISAのデメリット・・・ちゃんと分かってますか?


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2014年3月8日更新

こんばんは。かなり久しぶりになってしまいました。今日は今巷で大流行!?しているNISAのデメリットについてお話しておきたいと思います。

NISAを知らない方はこちらを参照して下さい。⇒【NISAのまとめ。】
 
あと、ネット証券大手8社についてNISAと証券口座開設キャンペーンの比較もしています。⇒NISA口座開設キャンペーンのまとめ(手数料比較も有り。)
NISAは毎年100万円までの新規投資に関する分配金や譲渡益等が非課税になるシステムですからそりゃー非常に良いシステムです。アベノミクスで一旦は盛り上がったとは言えまだまだ先行き不透明な日本市場において、市場を盛り上がらせる最大派閥と成り得るような税制改革で、まぁまぁ政治家さんたちもよく頑張ったかな?とは思います。

取り敢えずデメリットを挙げて行きましょうか。まぁデメリットだけでなく個人的に知っておいて欲しい点も有りますけどね~

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①損益通算や3年間の損失繰越は出来ない。

NISAの一番のデメリットは間違いなくこれです。NISAの恩恵を受けるためにはNISA用にNISA口座なるものを作らなければなりません。税金が無料になるんだ~と思っていたら痛い目を見てしまいます。

普通、株式の売買をしていると損が出る銘柄も有れば、益が出る銘柄も有ります。なので普通であればそれらの損益は通算して税金を計算することになります。

例えば2013年1月~12月の間に

A株・・・200万円の利益
B株・・・100万円の損失

であれば上記を合計して100万円×10%=10万円の利益を払えば良い!

ということになるんですが、NISA口座で保有している株式等に関してはその他の銘柄と損益通算することは出来ません。これはNISA口座以外の口座に入っている株式等との通算が出来ないだけでなくNISA口座内の株式等の間でも通算が出来ません。

つまり、もともとNISAは利益が出ている個人投資家の投資意欲を駆り立てる!!というのが主目的であるため損が出ると何の補償も有りません。

NISA口座で保有している銘柄に関しては一切損益通算出来ない!!

これは絶対に覚えておいて下さい。まぁ勝てばいいだけの話ですけどね(笑・・・それがむずい!!)

②投資信託の特別分配金は関係ない

コツコツコツコツ積み立てるのが好きな日本人(私も好きです。500円貯金に成功したことは無いですが!)にとっては毎月分配型の投資信託は昔も今も根強く人気です。しかし【特別分配金】が配当されてもNISAの非課税というメリットは受けられません。

というのも特別分配金は収益を分配しているわけではなく、分配する収益が足りなくて投資の元本を分配しているに過ぎないからです。つまり特別分配金は利益ではないということですね。

③実損が出ているのに課税されて税金を取られる可能性がある

NISAは2014年~2023年の10年間にわたって毎年新規購入額(元本)100万円にかかる部分は全て非課税にしてあげますよという制度です。で、その年に投資した元本は5年間非課税です。

問題になってくるのはその元本の非課税期間が終わった後です。非課税期間が終わると一般口座もしくは特定口座にその銘柄を移すことになりますが、この時の振替価額は購入価額ではなく【振替時の時価】になります。

つまり100万円で購入したものが90万円になっていたら、90万円で一般口座なり特定口座なりに振替されます。

この90万円で評価されていた銘柄が振替後に100万円になって売却したとしたらどうなるでしょうか?実はこれ【90万円⇒100万円】に値上がりしているため10万円分の値上がり益に対して課税されることになります。

元々NISA口座で100万円で買ったのになんで課税されるんだ!

と思うかもしれませんが現行の制度ではそうなっているから仕方有りません。振替時価が振替後の取得価額になるということです。

ただ、個人的にはこの部分に関しては柔軟な対応がされるような気もしますが・・・

④配当の受取方法を@株式数比例配分方式にしないと課税される

株式の配当金受取方法には

  • 「配当金領収証方式」・・・郵便局で直接貰いに行く
  • 「受取配当金受領口座方式」・・・銀行振込
  • 個別銘柄指定方式」・・・銀行振込
  • 「株式数比例配分方式」・・・証券口座内に入金
などなど有りますが、実はNISA口座内の株から出た配当金は「株式数比例配分方式」を選択していないと約20%の税金が課税されてしまうんです。各々購入した株の権利確定日前までに【株式数比例配分方式】を選択していないとNISAのメリットは受けられないでご注意を!

変更は証券会社の管理画面から簡単に行えるので自分がどの方式で受け取るか知らない方は今すぐチェックして下さい!

⑤代用有価証券としては使えない

信用取引やオプション取引などの証拠金として現金の代わりに利用できる代用有価証券としてNISAの口座内の有価証券は利用できませんのでご注意下さい。

⑥口座開設期間中は1口座しか作れない

これが各証券会社等が顧客の囲い込みに必死になっている理由です。NISAは下記の設定期間に1回しか口座を開設することが出来ません。

①2014年~2017年(平成26年~29年)
②2018年~2021年(平成30年~33年)
③2022年~2023年(平成34年~35年)

従って、あ~この証券会社は意外に売買手数料が高いから別の証券会社のNISA口座を作って手数料を節約しよう!!と思っても一定期間は別の証券会社のNISA口座は作れないわけです。

設定期間内に1回しか口座を作れないので、基本的に最初に作った会社で取引するしか無いので証券会社からすると非常に美味しいお客さんに見えますよね?だから囲い込みに必死なんです。

恐らくこれから多くの会社がNISA口座開設キャンペーンを実施すると思いますが手数料など色々と勘案して出来るだけ一番お得な口座で開設するようにしましょう。

注意!!2013年12月に発表された2014年税制大綱において2015年1月から毎年口座を変更することが可能になる事が明記されましたので、上記は既にデメリットでは無くなっています。

⑦対象銘柄に気をつけろ!

NISAの目的は投資にアクティブではない層に貯蓄を投資に回させる制度なので多くの人にはあんまり関係の無いことかもしれません。海外ETFとか興味ないでしょ??なのでサラーッと行きます。

税制によって優遇措置が受けられるのは以下の様な株式等になります。

上場株式・上場REIT、上場ETF、上場新株予約権付き車載・公募株式投資信託・上場優先出資証券
で、証券会社等によってNISA口座で扱える銘柄や種類は異なります。実は俺は海外ETFを購入したかったのに!!と思っていてもその証券会社がNISAでの海外ETFを取り扱っていない場合には購入出来ませんし優遇措置も受けられません。

ですので、口座を開設する前にその会社のしっかりと対象株式等を確認しておきましょう。特に銀行は株式は取り扱えないので、銀行でNISAの口座を開設すると投資信託しか取り扱っていなかった・・・なんてことにもなりかねません。

複数口座開設も今後容認されると思うのでその辺りは将来的には心配無いと思います。
注:現在の税制に基づいて記事を書いています。これから変わる可能性も有るので参考程度に見ておいて下さい。変わったらまたメルマガ等でお知らせします。

⑧年度内に売却するとその分はリサイクル出来ません。

NISAは年間100万円までの新規投資した株式等に関連する譲渡益や配当・分配益を最長5年間に渡り非課税にする制度です。

この【新規投資した】という文言に注意が必要で、一度売却した部分の投資枠はリサイクル出来ません。下記画像参照して下さい。

投資額のリサイクル
出展:松井証券

今のところ、これくらいがデメリットですかね。

というわけでNISAのデメリットの記事でした!

追記
各関係者からの指摘によって既にNISA制度の改正が動きつつ有ります。具体的には1人1口座の限定が解除される予定です。詳細は⇒【NISA普及へ!!金融庁が「複数口座」容認へ方針転換】
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