軽自動車の買い時はいつなのか?
税金面を含めた維持費の安さから出荷台数をグングン伸ばしてきた軽自動車。
今では車購入者の約5割は軽自動車を買うと言われています。そんな軽自動車に対して政府は2014年2月7日の閣議で、軽自動車税(市町村税)を2015年度から増税することを決定しました(一応まだ改正案ですがほぼ決まり)。しかも消費税も上がる。
いや~これは大問題ですね。どうも官兵衛です。
軽自動車の買い時はいつなんだ~と頭を抱えている人が多いと思うので、この記事では実際に消費税5%・8%・10%になったら軽自動車の税金(消費税・自動車取得税・軽自動車税・自動車重量税)がどうなるのかを計算してみました。
なぜ軽自動車税が上がったのか?
これは非常に簡単で、大元は消費税が2014年4月1日から5%から8%に増税されるためです。あとは自動車取得税(乗用車の方)と軽自動車税との兼ね合いです。
要は今までも車両本体価格の5%が課税されている自動車取得税に関して税金の二重取りだ!との批判が有ったわけですが、消費税増税決定後に風当たりが更に強くなったため、取り敢えず消費税8%の段階では自動車取得税の税率を3%に、消費税が10%になったら自動車取得税は廃止という方向になりました。
しかし自動車関連税は全部かき集めると国の税金収入の約10%も占めるドル箱です。
いつもいつもお金がない!!と言っている日本国ですから、自動車取得税の減収分は何とかせにゃあかんやろ!!ということで優遇されている軽自動車の税金を少し増やしましょう。ということになったんですね。
結局、2015年4月1日以降に購入した軽自動車には今までの年間7,200円ではなく1.5倍の年間10,800円が課されるようになりました。(ちなみに2015年3月31日までに購入した軽自動車に関しては現行の年間7,200円のままでいくようです。)
あと、本当に消費税が10%になって自動車所得税が廃止された恐らく2倍になるんじゃないかと私は思っています。
参考:現在の日本の借金額は⇒リアル財政赤字カウンター++によれば既に1000兆円を超えています。恐ろしい・・・。ってかこの借金カウンター見てるだけでちょっとおもしろい。
例:自動車税
軽自動車税・・・10,800円
普通車(1,000cc未満) … 29,500円
普通車(1,000~1,500cc以下) … 34,500円
どうでしょう。軽自動車は660cc未満の車ですから1,000cc未満の普通車と比べると雲泥の差ですね。2倍になっても14,400円ですから普通車の自動車税と比べると15,000円以上安いです。詳細は省きますが車両の重さに課税される自動車重量税も圧倒的に優遇されています。
まぁだからみんな買うんですけどね(笑)というわけで次から実際に消費税の段階別で実際の計算例を紹介します。
軽自動車の税金負担額を実際に消費税率別に計算
計算の単純化のため条件を設定します。
厳密に計算すると非常に長くなってしまいますので。
前提条件
- ①新車で購入して初回車検時までの税金で比較
- ②エコカー減税100%対象車で計算
- ③購入する車種のスペックは以下のとおり
- ④グリーン化税制に関しては考慮しない(消費税率の差を明確にするため)
車種名:ワゴンR FX 2WD・CVT
総排気量 0.658L
車両重量 750kg
車両本体価格 1,057,000円
計算結果
注 *1 消費税8%の段階が二つあるのは軽自動車税の増税が2015年4月1日以降購入の車から軽自動車税の増税が予定されているからです。
*2 エコカー減税100%の場合軽自動車の取得税部分及び自動車重量税(初回分)に関しては100%免税になります。(但し現行の法律では取得税部分はH27(2016)年3月30日購入分、重量税部分はH27(2016)年4月30日購入分まで対象です)
5%と8%の場合の費用負担の差・・・42,510円
5%と8%の場合の費用負担の差・・・63,650円
しかも2015年4月1日以降に購入するとそれ以降ずっと軽自動車税も増税されたまんまです。
さらに2月・3月は中古車市場が盛り上がりを見せて中古車の売却価格/下取価格も高くなる時期ですから、少しでも損をしたくなければ2014年3月31日までに車を購入してしまうのが大正解です。
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