(出典:神戸市)
地域経済の活性化・地方創生を目的にした地方交付金事業として「プレミアム付き商品券」が、全国の自治体で販売されています。
プレミアム商品券は、商品券の額面よりかなり安い金額で購入可能です。既に販売が行われた自治体では、販売開始から間もなくして完売してしまうほどの人気っぷり。
まだ販売が開始されていない自治体や第二弾を用意している自治体も有るので、プレミアム商品券をゲットするチャンスはまだまだ有ります。
目次情報
プレミアム商品券とは
「プレミアム商品券」は、全国の自治体で発行される商品券を総称した名称です。発行する自治体ごとに、その名称は異なります。例えば、神戸市は「神戸ときめき商品券」です。
購入したい自治体の商品券の情報をインターネットで集める時は、「自治体名+プレミアム付き商品券」で検索すれば大丈夫です。
で、プレミアム商品券は、名称だけでなく、その内容も自治体によって異なります。プレミアム商品券の利用対象を「買い物」としたり、「宿泊施設」としたりetc。
また、買い物でも1セットの商品券の何割かは大型施設、残りを地元商店街を対象にしている自治体も有ります。そして、最大の特徴は、何と言っても「お得!」で有ることです。本当、凄いプレミアが付いている事が多いです。
というわけで、お得なプレミアム付き商品券について、もう少し詳しく見ていきましょう。
購入方法は?
プレミアム付き商品券の購入方法は、「専用応募ハガキ又はインターネットでの購入予約」と「窓口での直接購入」が有ります。
ほとんどの自治体で、プレミアム付き商品券は現金での購入のみとなっています。ただし、一部の販売所で、クレジットカードを利用する事が出来ます。
■専用応募ハガキ又はインターネットで購入予約
専用の応募ハガキは「パンフレット」や「自治体の広報紙」に折り込まれています。また、インターネットでの申し込みは各自治体専用のホームページを利用します。
自治体によっては、商工会議所などで直接予約を受け付けしている場合も有ります。
なお、予約数が販売予定数をオーバーした場合は、抽選となり、当選した人には購入引き換えハガキ等が発送されます。
自治体によっては、予約そのものを取り扱っていない場合が有ります。
予約購入可能者は、プレミアム付き商品券を発行している自治体に申込時点で住所が有る人に限られている事が多いようです。
■窓口で直接購入
予約販売の取扱が無い場合には、窓口で直接購入する事になります。窓口は、各自治体の商工会議所となっているケースが多いかと思います。
直接購入する場合は、抽選ではなく、先着順です。
また、購入可能者は、予約購入とは違い、プレミアム付き商品券を発行している自治体に住所が無い人も対象となっている場合が多いようです。
子供がいる世帯を対象に、先行販売を行っている自治体も有ります(子供の人数などの条件は自治体によって異なります)。対象となる家庭には、割引ハガキなどが届いているはずです。
この割引ハガキを販売所に持って行けば、通常の販売価格よりも安く購入できます。
子育て世帯を支援する目的から、先着順ではなく、対象家庭分のプレミアム付き商品券は確保されています。ただし、先行販売期間中に購入する事が条件となっていますので、必ず期間中に購入して下さい。
なお、先行期間中に購入出来るのは、割引分のみです。商品券をもっと購入したい場合は、一般販売を利用して下さい。購入出来る商品券の上限は、各自治体が設定する上限数となります(先行販売の購入分は含みません)。
どこで買える?
自治体によって取扱いは異なりますが、例えば、神戸なら「スーパー・ホテル・商工会議所・公民会館・商店街・市場・ドンキホーテ・コンビニ・郵便局」などなどで買えます。
お住まいの地域のHPを見れば、どこで購入できるか記載されているはずですので、そちらをチェックしてみてください~。
どこで使える?
プレミアム付き商品券は、「参加店のステッカー」が掲示された店舗で使用出来ます。
例えば、百貨店や商店街の各店舗などです(他多数)。
普段買い物をしている地元のお店も参加している場合が多く、誰しもが利用しやすい商品券と言えます。
ただし、たばこは商品券の利用対象外となっているようです。その他の商品は概ね商品券を利用出来るようですが、取扱店舗によっては、対象外となる商品が有るかもしれません。
利用可能店舗の詳細は、自治体のHPをご覧下さい。
お釣りは?
プレミアム付き商品券のみで買い物をした場合には、お釣りは払い出されません。
例えば、100円の商品を500円券で買い物をした場合、お釣りの400円を貰う事は出来ません。
プレミアム付き商品券の目的が「地方経済活性」なので、お釣りを払い出すシステムでは、消費に繋がらないとされている為です。お釣りが有るなら、みんな現金化しますよね。
そのため、プレミアム付き商品券だけでお釣りが出ないように、「プレミアム付き商品券+現金」という買い物の仕方をする必要が有ります。
子育て世帯はより優遇されている
プレミアム商品券のメリットは、家計を助けてくれる事。購入した商品券は、額面の金額で使う事が出来るので、「商品券の額面」と「商品券の購入金額」の差額分、家計が楽になります。
例えば、まだプレミアム付商品券の販売が行われていない神戸市では、額面12,000円の商品券が10,000円で販売されます(約17%割引)。さらに、子育て世帯では、12,000円の商品券が8,000円で販売されます(約33%割引)。
このように、子育て世帯は優遇されていますので、購入しない手は有りませんね。自治体によっては、もっとお得な金額が設定されている場合が有ります。
ただし、いずれの場合も購入出来る金額に制限が有ります(神戸市に限らず)。
デメリットは主に3つ
プレミアム付き商品券のデメリットは、以下の3点です。ただ、デメリットと言っても、制限が有るというだけの話なので、メリットを打ち消してしまうような話では有りません。
- 購入出来る上限が有る
- 購入希望者の数によって、購入出来ない人が出る
- 商品券は全国対応では無い
購入出来る上限が有る
自治体によって異なりますが、1人5冊までなどと購入出来る上限が設定されています(プレミアム付き商品券は、1冊5,000円や10,000円単位で販売)。
なお、利用の際にも上限が有り、「1会計当たりいくらまで」と自治体によって設定されています。
購入希望者の数によって、購入出来ない人が出る
プレミアム付き商品券は、各自治体で予算が決まっていて、発行される商品券の金額が決まっています。そのため、予約販売では、販売予定枚数に達すると抽選が行われます。また、窓口販売では、先着順で販売されます。
こういった事から、住民全員に商品券が行き渡らない可能性が有ります。また、窓口での販売では、自治体に居住していない人も対象で有る事も影響するでしょう。
商品券は全国対応では無い
プレミアム付き商品券は、発行した自治体内でのみしか利用する事が出来ません。
もし、居住地とは異なる自治体で商品券を利用したい場合には、利用したい自治体で発行された商品券を購入する必要が有ります。
プレミアム商品券の有効期限は、およそ2015年末までと短くなっている物がほとんどなので、失効してしまわないように注意して下さい。
まとめ
約半数ほどの自治体で、販売は終了してしまっているでしょうか(もしかしたら、もう少し多いかもしれません)。
しかし、まだ販売が終了していない自治体も有ります。プレミアム商品券は、間違いなくお得ですので、まだ販売終了していない自治体に住んでいるなら、購入を検討してみて下さい。
販売所が少ない自治体では、大勢の人が押し寄せて長蛇の列になる事が予想されます。そのため、猛暑という事も有り、8月・9月に販売が開始される場合には、水分を予め用意しておいた方が良いでしょう(現地の自販機は売り切れになる恐れが有ります)。
そして、是が非でも手に入れたいと思っていた僕ですが、神戸のプレミアム商品券販売開始日が丁度、海外旅行の日程と被っているので買えそうに有りません。チクショウゥゥゥゥゥゥゥゥ。