今日の記事はブログタイトルと密接に関連した記事です。そうです、節約して投資したらどれくらいお得なのよって根本的な問題。節約は”セコい”とか”ミミッチイ”なんてイメージが有りますが、別に恥ずかしいことじゃ有りません。
なぜなら「収入を増やす=支出を減らす」は同義だからです。しかも、収入を自分でコントロールするのは難しいですが、支出は自分でコントロール出来ます。
節約すればするほど、収入を増やす場合と同じ効果が得られるのですから、むしろやらない理由が無いんです。というわけで、今回は節約にはどんなパワーが有るのか?投資と比較してみていきましょう。
月5,000円台の節約は月1.5万円を2%の複利で運用した場合の利益と同じ
月1.5万円を年利2%の複利で30年運用した場合の結果がこちら。(なお、計算は月単位ではなく年単位で行っています。)
投資元本:5,400,000円
30年の運用終了後の元本+利益の合計:7,448,299円
利益合計:2,048,299円
上記から分かるように、30年間毎月1.5万円を投資に回して年利2%で運用すれば、約200万円程度の利益を得ることが可能です。
普通預金の利率が0.01%を下回る現代において、年利2%も実現できるのか?そこに疑問を持つ方もいると思いますが、適切なポートフォリオを組んで分散投資を行い、尚且つ長期で投資すれば年利2%という利回りは十分実現可能です。
実際、国債などの安全資産の運用比率が高かったGPIFでも、平成13年度~平成28年度第一四半期までの収益率は2.39%を記録しています。
つまり、この15年くらいGPIFのポートフォリオを真似るだけでも2%程度の利回りはゲット出来たという事です。GPIFがリスク資産の比率をもっと高めていれば、利回りはもっと良くなっていたでしょう。
200万円÷360月=約5,555円
利益200万円を投資期間である30年(360月)で割って出た数値が約5,555円。つまり、毎月5,555円の節約は月1.5万円を年利2%で複利で運用した場合の利益合計に匹敵するという事です。
こういう風に計算して数字で出すと「節約」って捨てたもんじゃないなぁ?と思いません。月5,555円の節約が月1.5万円毎月投資する場合と同額の経済的利益をもたらしてくれる訳ですからね。
もし貴方が投資嫌いなのであれば、老後の生活費のためにも是非「節約」だけはやってみては如何でしょうか?今「節約」をすることがキット10年後・20年後に繋がって行くと思いますので^^
投資は嫌い・・・でもやった方が良いよ!
多くの日本人は「投資はギャン○ブル」「投資なんてやったら絶対損する!」というイメージを持っているので、お金が有るのに投資をしない人が多いです。
しかし、投資という行為自体は「安全資金の範囲内で長期投資&分散投資」する限りは、それほどリスクの有るものでは有りません。むしろ貴方に大きなリターンをもたらしてくれる可能性の高いものです。
なかなか給料が増えていかない現代においては、「お金にお金を稼いでもらう」という感覚は非常に重要です。毛嫌いせずに、初心者用の投資信託の本などを1冊読んでみては如何でしょうか?
考えて投資を行えば、そんなにリスクのある行為ではないという事が理解できると思いますよ。投資と「投機」あるいは「ギャン○ブル」は全然違いますからね。
凡人がお金持ちになるには、倹約して投資するのが一番堅いというお話
節約したお金を投資に回せば更にお金は増えていく
本文で月5,555円節約して貯めていけば、月1.5万円を年利2%で運用した場合と同じ利益を得られると書きました。
では、この節約したお金を30年間投資(年利2%)したらどうなるでしょうか?計算結果がこちら。
投資元本:1,999,800円
30年の運用終了後の元本+利益の合計:2,758,354円
利益合計:758,554円
なんと、節約したお金を投資に回すだけで、更に約75万円もお金が増えている事が分かります。コレが複利の力です。
まとめ
この記事で言いたいことをまとめると以下のようになります。
- 節約は”収入を増やす”ことと同義なのでやらない理由がない
- 節約は複利で運用した場合と同レベルの利益をもたらしてくれる
- 投資が嫌いな人はせめて節約をしよう
- 節約した分を投資に回せば更なる利益を得られる