はい、今日は題名通りでして、国民年金1年分183,760円をnanaco払いで前納して来たので、その手順を紹介しますよという話。平成27年度の国民年金1ヶ月分の金額は15,590円ですので、1年前納する方が毎月払うよりも3,320円節約になります。
また、nanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカードを利用すれば、更に節約になりますね。例えば、今回の支払いを全て2%のクレジットカードで行ったと仮定すれば、ポイント還元額は3,675円になるので、3,320円と合わせて6,995円の節約です。
実際には1枚のnanacoで1回に支払える金額には限度額有るので、全ての支払い金額に対して2%のポイント還元を受ける事は出来ませんが、多少還元率が低いカードでもポイント付けばその分節約になります。
支払う手順と注意点
今回の記事はneronaさんの下記記事を参考にしています。neronaさんはnanacoマスターとも呼べるほどnanacoを使いこなしているので、nanacoで困った事が有ればこちらのブログを覗いて見てください。
10万円を超える税金をnanacoで支払う裏技をこれ以上なく丁寧に解説してみました。 : 書庫のある家@i-cube
nanacoカード1枚で10万円を超える固定資産税を払う裏ワザ : 書庫のある家@i-cube
事前準備
基本的にnanaco1枚で1回の支払いに使える金額は10万円です。(上記neronaさんの記事に有るように、nanacoギフトを使えば1枚のカードで1度に10万円を超える支払いも行えるようになりますが、手順が複雑になりますので、初めての方は無難に行った方が良いかなと思います。)
従って、10万円を超える金額の国民年金や税金、公共料金を1度に払いたい場合には【2枚以上のnanacoを用意する必要】が有ります。組み合わせはカードタイプのnanaco2枚でも良いですし、モバイルnanacoとカードタイプのnanaco1枚でも何でも良いです。
加えて1つのnanacoに登録できるクレジットカードは1つだけなので、nanacoチャージでポイントが付くクレジットカードを2枚用意しましょう。
nanacoは事前登録に1週間~2週間くらい時間がかかるので、nanacoで支払いたい税金等がある場合には、納付期限に間に合うように余裕を持って登録しておきましょう。
nanacoにクレジットチャージ
僕はモバイルnanacoと通常のnanacoカードの組み合わせで支払いました。詳細は後述しますが、この組み合わせなら「モバイルnanaco」の方をメインにしておいた方が無難です。
というのも、モバイルnanacoの場合だと「カード残高5万」「センター預り分5万」の両方をスマホアプリを使うことで、家にいながらにして充足させる事が出来るのですが、nanacoカードの場合だと必ず1回はセブンイレブン店頭やセブン銀行ATMで残高確認をしなければなりません。
これは通常のnanacoカードへのクレジットチャージが「カード残高」では無く、まず「センター預り分」として認識される事に起因します。センター預り分を一旦カード残高に反映させないと、5万円を超える金額を1枚のnanacoカードにチャージする事は出来ません。
というわけで行きます。
■まずモバイルnanacoへチャージ
スマホアプリ「モバイルnanaco」を開いて、クレジットチャージをクリック。(マネー残高が有りますけど、やる事は同じなので気にしないでください。)
その後は画面に従って、マネー残高が5万円になるまでチャージして下さい。(なお、1つのnanacoに付き、1日にチャージ出来る回数は3回までなので「満額の29,000円」と「21,000円」でチャージするとスムーズです。)
これで、
マネー残高:5万円
センター預かり分:0円
の状態になります。次は下記画面の「センター預り分」をクリック。
次の画面に遷移したら「センターお預り分確認」をクリック。
nanacoへのログインを求められるので、ログインして下さい。モバイルnanacoの場合は下記赤枠の「会員メニュー用パスワードでログインする」の入力フォームの方からログインします。
ログインしたらお馴染みの下記画面が現れますので、「nanacoクレジットチャージ申込み」をクリック。
下記画面のようになるので、後は画面に従ってクレジットチャージをして下さい。(ここでも最初は1回のチャージの上限である29,000円で実施。)
先ほども書いたように、1枚のnanacoで1日にチャージ出来る回数は3回までです。従って1日目は
マネー残高:5万円
センター預り分:2.9万円
の状態で終了。日付が変わるとチャージ可能回数が回復しますので、残りの2.1万円を同様にチャージして下さい。これで、
マネー残高:5万円
センター預り分:5万円
の合計10万円まで持っていけます。続いては、通常のnanacoカードへのクレジットチャージを行います。(画面は先ほどのモバイルnanacoの「センター預り分」の時と同じなのでキャプチャーは割愛)
■通常のnanacoカードへチャージ
通常のnanacoカードへチャージする場合は、最初からnanacoのWEBサイトへ行ってログインしてクレジットチャージを行います。通常のnanacoカードの場合は直接マネー残高にはチャージ出来ませんので、状態としては以下のようになります。
マネー残高:0円
センター預り分:5万円
で、マネー残高もセンター預り分も上限は5万円なので、一旦センター預り分をマネー残高へ移して上げないと、枠が無いのでチャージが出来ません。そこで、セブン銀行ATMやセブンイレブンの店頭で残高確認を行いマネー残高へ移行します。
状態としてはこれで、下記のようになりますね。
マネー残高:5万円
センター預り分:0円
あとはセンター預り分に残りの必要金額をチャージして下さい。1日のチャージ回数の上限は3回までという事もお忘れなく。
nanacoカードに10万円をチャージしたければ、2日に分けるチャージする必要が有るので、余裕を持って準備しておくことをおすすめします。
これで18万円という大金をnanacoで支払う準備が出来ました。ということで、支払いへ。
いざ、セブンイレブンで支払い!
この部分が一番面倒ですよね。新人のバイトさんだと、センター預かり分をマネー残高へ反映させる「残高確認」の手順等を知らない事が多いからです。
以前、留学生のバイトさん(おそらく新人)がレジ打ちをしていた時に今回と同様の事をしたのですが、残高確認は知らないし・日本語も通じないしで、てんやわんやになりました。結局店長さんが来てくれたので助かりましたが、周りの人からは白い目で見られたことを覚えています(笑)
一応手順を箇条書きにすると以下のようになります。
- ①税金や国民年金等の納付書を出して、nanacoで支払う事を伝える。
- ②モバイルnanacoをかざす(マネー残高が5万円⇒0円になる)
- ③センター預り分をマネー残高に移行するため「残高確認して下さい」と店員に伝える。(センター預り分が5万円⇒0円になり、マネー残高が0円⇒5万円になる)
- ④再度モバイルnanacoをかざす(マネー残高が5万円⇒0円になる)
- ⑤モバイルnanacoの役目終了
- ⑥2つ目のnanacoカードを出してかざす(マネー残高が5万円⇒0円になる)
- ⑦以降、支払いが完了するまで繰り返し。
金額がちょっといびつになってますが、合計すると183,760円になります。
今回の店員さんは慣れている人だったので助かりました。常に、慣れている人にあたるなら変に緊張しなくて済むんですけどねwww
その他国民年金を払う場合の注意点
一応、この記事は国民年金を払った系の記事なので、そのあたりの注意点も少々。
今回、僕は国民年金1年分をnanacoで払って前納割引とクレジットのポイント還元の両方を受けましたが、トータルの割引額は「口座振替による2年前納」の方が遥かに大きいです。2年前納の場合でもクレジットで払えるようになれば嬉しいのですが、現在のところそれは出来ません。
2年前納だと金額的には40万円近くになるので、かなり大きな出費となりますが支払う余裕があって、2年前納に対して不便性やデメリットを感じないのであれば2年前納した方が良いです。
また、既に国民年金は手続きさえすれば、直接クレジットカードでも支払えるようになっていますので、わざわざ支払う時にちょっとドキドキするnanaco払いで納付する必要も有りません。(僕は記事ネタのために払ったけれどw)
というか、僕が住んでいる神戸はほとんどの税金をクレジットカードで払えるようになりつつ有るので、近い将来nanacoを利用する事が無くなるのでは・・・と思ったりもしています。