僕は昔FXで大損こいてから、真面目にトレードしたことは無いのですが2015年くらいからはちょくちょく再開したいなぁと思っています。そこで、今日は復習の意味を込めてIFO注文だのCOC注文だののFXの取引方法についておさらいしておきたいと思います。
FXの口座開設キャンペーンに参加する人はどの取引方法を選ぶかで、実際に貰えるキャッシュバック額が変わってくる(*1)のでちゃんと理解しておいた方が良いと思います。
*1 厳密に言うとキャッシュバック金額自体は変わりませんが、キャッシュバックの要件を満たしても変な取引で損を出してしまうと実際に貰える手元に残る現金が変わってくるという話です。誤解の無いようお願い致します。
逆に言えば、キャッシュバック目的でトレードをしても利益が出てるなら手元に残る金額は増えます。
目次情報
主な取引方法の紹介
多分、FXを初めてやる人は色々な取引方法があって良く分かりませんよね。僕も最初はそうでした。ちゅーわけで行きます。
成行注文
全ての取引の基本となる注文方法で、今まさにこのレートで買いたいんだ!という時に使う注文方法。為替レートを指定する必要も有りませんし、「買う」「売る」のどちらかを選択するだけでOKの注文方法でした。
但し、成行き注文ではスリッページ(実際に表示されているレートと若干違うレートで注文が入る)が起こるので必ずしも、今見ているレートで買えるわけではなく往々にして不利なレートで入ることが多いです。
指値注文・逆指値注文
こちらも基本中の基本。
指値注文は「このレートで買うんや!このレートで売るんや!」ってのを予め定めておいてそのレート通りに買う注文方法。但し、自分が指定したレートに為替が動いてくれない場合には永久に約定しないというデメリットも有ります。
逆指値注文も「このレートで買うんや!このレートで売るんや!」を指定して売買する方法ですが、「逆」という言葉からも分かるように「自分に不利なレートを指定して損失を限定するため」の取引方法と考えておくと良いでしょう。(もちろん利益を確定するためにも使えます)
IFD(イフダン)注文
IFDは日本語イフダンからも分かるように、「もし(if)このレートになったら注文を入れて、その上でこのレートになったら決済する(Done)」という注文が最初から出来る注文方法です。
最初の注文(IF)の方が成立しない限り、もう一つの決済方法(done)が成立することは有りません。指値でも逆指値でも入れられますので、利益確定目的・損失限定目的どちらの方法でも使えます。
但し、こちらの方法は後述するIFO注文とは異なり、決済方法は1つしか選べない事に注意が必要です。
OCO(オーシーオー)注文
OCOとは「One side done then Cancel the Other order」の略です。つまり最初に2つの注文を出しておいて、1つの注文が約定すれば同時に出しておいたもう一つの注文が自動的にキャンセルされるという、何とも便利な注文方法です。
二人同時に告白しておいて、一人からOK貰ったらもう一人には「やっぱ今の無しで!」という感じでしょうか。多分倫理的に違う(白目)
IFO(アイエフオー)注文
IFO注文は何となくどんな注文方法か分かりますよね。これは、IFD取引とOCO注文の合わせ技のような注文方法です。
つまり、新規の注文を発注しておいてその取引が成立したら、将来の確定注文を売り側でも買い側としても発注できる手法です。成行OCO注文と違う点は、最初の注文が絶対に決まるかどうかは分からないという点です。最初の注文はIF取引ですからね。
成行OCO注文
成行OCO注文は「クイック+OCO注文」などと呼ばれることも有りますが、既に説明した「成行注文」と「OCO注文」を同時に発注することが出来る注文方法です。
成行OCOの場合は現在のレート100円で買って、99円になったら売る(損失限定)、101円になったら売る(利益確定)が同時に出来る超便利な手法です。コレだと口座開設キャンペーンの際にある程度損失の額をコントロールしながら取引できるので非常に便利です。
但し、全ての業者でこの注文方法が使えるわけで有りません。調べたところ、現状では
- SBI FXトレード
- FXCM ジャパン
- IGマーケッツ証券(旧FX Online Japan)
- マネースクウェア・ジャパン
トレール注文
「トレール」とは日本語で「~を追跡する」という意味で、トレール注文とは相場の動きについていきながら損失を制限する(もしくは利益幅を一定程度とっておく)事が出来る逆指値の注文方法です。
現在のレートとどれだけの幅を取るか逆指値で指定しておき、逆指値のレートまで来たら自動で決済してロスカットしてくれます。但し、追跡という言葉からも分かるように利益が出ている場合には「現在のレート」と「逆指値のレート」はずっと同じレート差のままでついていく事になります。
一方、損失の場合は最初の逆指値とのレール差は縮まっていき逆指値の値に到達したら自動で決済されます。
ストリーミング注文
ストリーミング注文は成行注文とほぼ同じなのですが、許容できるスリッページを設定して成行注文を行う方法です。基本的には成行なのですが、自分で設定したスリッページを超えてしまった場合には約定されません。
口座開設キャンペーンで利用するならどの取引がおすすめ?
口座開設キャンペーンでは如何に損失が拡大しないように取引をしながら、キャッシュバックが貰える条件に到達するか?がポイントになってきます。
そういう意味で一番おすすめの取引方法はやはり「成行OCO注文」です。そのFX業者が成行OCO注文を採用していたら、絶対にこれで取引をしたほうがいいです。しかしながら、成行OCOは全てのFX業者で利用できるわけでは有りません。
ではその場合どうすればいいか?と言うと、「IFO注文」もしくは「成行+即効での手動OCO注文」が損を拡大させないための取引としてはベターなのかなと思います。ただ、成行OCO注文では無いのでそれぞれ一長一短が有ります。
IFO注文の場合は、そもそもIF取引が成立しなければ話が進みません。一方「成行+即効での手動OCO注文」の場合だと、成行で新規注文完了後、決済用にOCOを注文している間に損失が大きくなってしまう可能性が有ります。
よって、成行OCO注文を利用出来ない業者の場合で、より安全に取引を進めていきたいならIFO注文で、ちょっとくらいなら大丈夫でしょ!と寛容な精神をお持ちの方は「成行+即効での手動OCO注文」で良いのかなと思います。
以上、誤りが有れば教えてください~