スマホの画面がバッキバキに割れてしまった・・・。このような経験をした人って意外と多いのではないでしょうか?かく言う私も過去に1度経験した事が有ります。スマホの画面って思っているよりも脆いんですよね。
画面が割れていても使い続ける人もいると思いますが、如何せん使いにくいです。割れた破片で怪我をする事も有ります。やはり、修理・買い替えが必要です。ストレスフリーで使いたいですからね。
液晶の破損以外にも水没や機能面の故障など、早急に修理・買い替えが必要なトラブルも起こりますよね。実は、水没経験も有りです(笑)。
こうしたスマホのトラブルが発生した時に役立つのが、「モバイル保険」や大手キャリアの「ケータイ補償」です。
ケータイ補償についてはスマホ購入時に説明を受けると思うので、知っている人も多いでしょう。ただモバイル保険については「何それ?」と思う人が多いかもしれません。最近始まったサービスですからね。
ざっくり説明すると、いずれも修理代金などを補償してくれるサービスです。ただ細かく見ていくと、当然ながら色んな点で違いが有ります。そこで今回は「モバイル保険」と「ケータイ補償」のサービス内容を比較してみたいと思います。
スマホなどの破損・故障に備えたい人は参考にして下さいね。
目次情報
そもそも「モバイル保険」や「ケータイ補償」は必要なのか?
「モバイル保険」と「ケータイ補償」は、スマホなどの破損・故障時に修理代金を補償してくれる保険及びサービスです。毎月一定額を負担する事でいざという時に補償を受けられます。
ただスマホが破損・故障しなければ、掛け金が無駄になります。そういう意味では、モバイル保険やケータイ補償は不要だと考える人もいるでしょう。
スマホを購入した時に、携帯ショップの店員から「ケータイ補償」を勧められて断った人もいるのではないでしょうか?
これらのサービスの要・不要を判断するには、スマホの買い替え・修理にかかる実際の金額がポイントになるでしょう。個々人で負担出来る金額は変わってきますからね。
スマホの買い替えにかかる金額はいくら?
買い替える機種によって支払金額は変わってきますが、ここでは「iPhone7 plus」に機種変更した場合を参考にしてみたいと思います。ドコモ・au・ソフトバンクのそれぞれの機種代金は以下の通りです(2017年3月24日時点)。
なお、24ヶ月の分割払いによる割引しか反映させていません。また、ショップ等によって金額が異なります。
キャリア | iPhone7plus(32GB)の機種代金 |
---|---|
ドコモ | 月々1,674円 (総額40,176円) |
au | 月々1,425円 (総額34,200円) |
ソフトバンク | 月々1,425円 (総額34,200円) |
機種変更する場合には、月々1,425円~1,674円、総額34,200円~40,176円の出費が新たに発生します。あくまでiPhone7 plusの金額ですが、その他の最新の機種に変更する場合でも同等の金額となるでしょう。
また、壊れたスマホが購入から2年以内だった場合には、その分割代金も負担していかなければなりません。二重苦に陥った経験が有る人も少なからずいるでしょう。
モバイル保険やケータイ補償の加入を検討する際は、このような端末代金を負担出来るかどうか、という点を考慮して下さいね。
なお、古い機種に変更して新たに発生する端末代金を抑える、という手も有ります。ただモデルが古くなる上にスペックも低くなってしまう点は我慢しなければなりませんけどね。
スマホの修理費用はいくら?
損傷箇所や程度によって修理費用は異なりますが、例えばよく起こるスマホの画面割れを修理する場合だと2万円~3万円の修理費用になるようです(内部まで破損していればもっと高額に)。
ドコモやauなどのサイトには明確な修理費用が掲載されていないので、実際に画面割れを修理した人の金額を参考にしています。その方のブログを以下に載せておきますね。
参考:キャリスマ
ん~、スマホを修理するにしても機種変更と大して変わらない出費になりそうです。故障内容によっては修理費用の方が高くなる場合も有りそうですね。
モバイル保険・ケータイ補償の加入を検討する際は、画面割れの修理費用を基準にすれば良いと思います。スマホに付き物の損傷ですし、それ以上の修理費用が発生する場合は修理ではなく買い替えする方が安上がりですからね。
ちなみに、大手キャリアの保証は基本的に自然発生する故障が対象です。使用者の不注意による損傷は対象外となっています。
「モバイル保険」と大手キャリアの「ケータイ補償」を比較
それでは、本題となる「モバイル保険」とドコモ・au・ソフトバンクの「ケータイ補償」を比較していきましょう。
なお、以下の比較表のモバイル保険は「SBI(引受保険会社:さくら少額短期保険株式会社)」を参考にしています。また、大手キャリアの情報はiPhoneのサービス内容です。
*1 大手キャリの金額は機種によって異なります。
*2 サービスを利用する場合の自己負担金額の事です。
*3 回数制限は有りませんが、年間で副端末分も含めて合計10万円が限度額です(副端末は3万円が限度)。
*4 主端末1台と副端末2台の登録が可能。
注:モバイル保険の限度額は年間10万円ですが、1回の申請における限度額は保険金額の25%です。つまり主端末なら25,000円、副端末なら7,500円が限度額となります。
比較する時のポイント①~免責金額の有無~
モバイル保険の免責金額は利用回数に関係なく0円です。この点は大手キャリアとの大きな違いですね。
利用回数に制限が無いのもモバイル保険の大きな利点です(限度額は有りますが・・・)。
大手キャリアでは、月額利用料が発生する上に利用時には免責金額も支払わなければなりません。ドコモだと毎回11,000円ですよ。これではケータイ補償を付帯しようとなかなか思いませんよね。
比較する時のポイント②~対象台数及び端末の違い~
(出典:SBIモバイル保険)
モバイル保険では、1契約で3台の端末まで登録が可能です。しかも、スマホだけでなく、タブレットやPCなどの機器も補償対象となっています。
ただし、登録出来るのは取得してから1年が経過していない機種です。
一方、大手キャリアの「ケータイ補償」は購入したスマホしか補償されません。タブレットも購入する場合には、別途ケータイ補償を付帯する必要が有ります。
2つのサービスの月額料金はほぼ同じですが、複数台の端末を補償する場合にはモバイル保険に軍配が上がります。
スマホ・タブレットを購入済の人はモバイル保険一択
大手キャリアでスマホ等を購入した時に「ケータイ補償」を付帯しなかったけど、後になってやっぱり付帯しようと思う人もいると思います。友人・知人の壊れた携帯を見て不安になる事も有りますからね。
しかし、au・ソフトバンクでは購入と同時に「ケータイ補償」を付帯しなければならず、後日付帯する事は出来ません。ある程度の猶予が有るドコモでも購入から14日以内となっています。
ここで救いの神となるのが「モバイル保険」です。モバイル保険の加入期限は端末購入後1年未満に設定されています。スマホなどを購入した後にやっぱり故障・盗難などが不安になった人は、モバイル保険を検討して下さいね。
モバイル保険って他にも有るの?
2017年3月時点では、モバイル保険を販売しているのは「さくら少額短期保険株式会社」とパソコンの通販サイトなどを運営している「ドスパラ」の2社ぐらいです。
ちなみに、今回当サイトで紹介したモバイル保険は「さくら少額短期保険株式会社」が引受保険会社の商品です。
両商品とも月額料金が700円前後に設定されているなど、基本的なサービス内容は似ているのですが、以下の点でさくら少額短期保険株式会社の方が優れていると言えるでしょう。
項目 | さくら | ドスパラ |
---|---|---|
免責期間 *1 | 主端末:無 副端末:1ヶ月 | 2ヶ月 |
回数制限 | 無 | 年2回 (利用後180日間は 利用不可) |
*1 当該期間中のトラブルは保証対象外となります。
スマホ等を保険で守るのなら、現在のところはさくら少額短期保険株式会社の「モバイル保険」一択と言えますね。
まとめ~強化ガラスなどの破損予防も1つの手段~
スマホ等の損傷を補償するのなら、大手キャリアの「ケータイ補償」よりも「モバイル保険」の方が良いと思いませんでしたか?月額料金も大して変わりませんので、大手キャリアのケータイ補償を利用しているのなら、モバイル保険に移行した方が良いと思いますよ。
「どっちも別に要らないなぁ」という人は、最低でも強化ガラスフィルムを画面に貼って画面割れを予防しておきましょう。
(出典:amazon)