今回は還元率1.5%のクレジットカードを紹介します。さらに、入会後半年間は還元率が2.5%に。しかも、年会費が無料!そのクレジットカードの名前は「P-one Wiz」です(ポケットカード株式会社発行)。
還元率1.5%の内容は「現金還元1.0%(自動割引)」と「ポイント還元0.5%」です。ポイント還元率は、親会社がファミリーマートという事もありTポイントとの交換が優遇されていて、それを基にした数値となっています。
オンラインショッピングモールも有るので、ネットショッピングではさらにお得に利用出来ます。
という事で「P-one Wiz」について詳しく見ていきましょう。
目次情報
P-one Wizの還元率は1.5%
P-one Wizは、利用時の割引特典とポイント還元が組み合わされたクレジットカードです。この二つの還元率の合計が1.5%(割引1%・ポイント0.5%)となっています。この高還元率のP-one Wizを年会費無料で利用出来るわけですから、かなりお得な1枚と言えるでしょう。
自動で1%割引
P-one Wizを利用するごとに1%の割引を受ける事が出来ます。100円単位での割引となるので、例えば、10,000円の買い物をした場合には、1%分の100円が割引され、請求されるのは9,900円となります。
普段の買い物だけでなく、オンラインショッピングや公共料金の支払いなどでも1%割引となります。ただし、一部1%割引対象外の利用シーンも有ります。
■1%割引対象外の利用
- サンリブとマルショク(九州中心のスーパーマーケット)
- ポケットカードトラベルセンター
- 金券
- ETC利用
- キャッシング利用
- 生損保等の保険料
- 電子マネーのチャージ
普段の買い物に関しては、サンリブとマルショク以外での利用は可能なので特に問題は無いかと思います。また、ETCカードに関してはその他のクレジットカードで発行すれば良いでしょう。むしろ、その他のクレジットカードの方がオススメです(P-one WizではETCカードの発行手数料がかかるので)。
なお、デメリットは利用する度に99円以下が切り捨てされる点です。P-oneカード(stanndard)でも検証しましたが、10回の利用で約5円実質の割引額は低くなります(現金還元は実質1%弱)。月にクレジットカードを100回利用する人なら約50円割引額が低くなる計算になります(切り捨てられる金額によりますが)。
高還元率で有る事に変わりありませんが、こういったデメリットが有る事は頭の隅に置いておきましょう。
Tポイントとの交換でポイント還元率は0.5%
1%割引とは別に、1%割引後の金額に対してポケットポイントが付与されます。10,000円の買い物をした場合では、1%割引を受けた9,900円に対してポケットポイントが付与されます。
ポケットポイントの付与計算は利用ごとに1,000円単位で1ポイント(少数点1位まで計算)が付与され、1月の請求ごとに合算して小数点以下は切り捨てとなります。
ポケットポイントの還元率も付与される時点では、若干では有りますが低くなる事になりますね。
なお、ポケットポイントが付与対象外となるのは、キャッシングや各種ローン、金券類となっています。
で、ポケットポイントの還元率は、Tポイントとの交換で「0.5%」となります。その他のポイントとも交換可能ですが、基本的に1ポケットポイントを3円相当で交換する事になり、還元率は0.3%となってしまいます。そのため、ポイントの交換先はTポイントが最もオススメです。
■ポイント交換先
交換商品 | 交換単位 | 商品の価値 |
---|---|---|
T-POINT | 100ポイント以上 | 500T-ポイント |
ドコモポイント | 300ポイント以上 | 900ドコモポイント |
Gポイント | 300ポイント以上 | 900Gポイント |
WALLETポイント | 300ポイント以上 | 900WALLETポイント |
JALマイル | 300ポイント以上 | スタンダードコース:450マイル セレクトコース:900マイル |
ファミリーマート お買い物券1,000円券 | 250ポイント | 1,000円 |
Amazonギフト券1,000円分 | 330ポイント | 1,000円 |
ジェフグルメカード | 980ポイント | 3,000円 |
楽天銀行キャッシュバック | 300ポイント以上 | 900円 |
Tポイントの次にお得なのは、ファミリーマートのお買い物1,000円券(還元率:0.4%)となります。ただ、Tポイントはファミリーマートでも利用出来るので、わざわざTポイントとの交換より還元率の低いお買い物券と交換するメリットは無いのかなぁといった感じです。
なお、Tポイントとの交換率優遇は、ポケットカード株式会社が発行するクレジットカードでは「P-one Wiz限定」となっています。
ポイント有効期限は約1年から約2年
ポイントの有効期限は、毎年5月1から翌年の4月1日までに獲得したポイントを集計単位として、翌々年の4月10日までとなっています。
リボ専用カードなので「ずっと全額コース」への変更は必須
P-one Wizはリボ専用カードとなっています。リボ払い手数料の発生で還元率はかなり下がるのでは?と思いますよね。安心して下さい。P-one Wizのリボ払い手数料は、初回が無料となっています。
つまり、支払い方法を「ずっと全額コース」に変更する事で、通常のクレジットカードの一括払いと同様に手数料が一切かからずに利用出来ます。
P-one Wizに入会した時点では、支払い方法は「ミニマム・ペイメント」に設定されています。そのまま利用すると当然手数料が発生してしまうので注意が必要です。そのため、入会後すぐに支払い方法を「ずっと全額コース」へ変更する手続きを必ず行って下さい。
支払い方法の変更手続き
支払い方法の変更手続きはP-one Wiz会員専用のネットカウンターから簡単に行えます。
まず、ネットカウンターへの登録が必要で、登録するためのIDとパスワードはクレジットカードと一緒に郵送された書類に記載されています(その他生年月日などの簡単な入力項目有り)。
登録が完了すれば、ネットカウンターに画面は遷移します。そして、ネットカウンター画面の左側のメニュー欄の「お支払い金額変更(リボゾー)」を選択し、表示された画面の「お支払い金額を変更する」をクリックします。
その次に表示される画面で「ずっと全額コースの登録」をクリックし、あとは流れに乗っていけば登録完了です。
なお、残高不足等によって引き落としが行われない場合は、支払い方法がミニマム・ペイメントへ自動的に変更されます。この場合、支払い後に「ずっと全額コース」への登録が再度必要になります。
入会後6ヶ月はポイント還元率が3倍に
P-one Wizの発行日から6ヶ月間は、ポイント還元率が3倍となり「1.5%(通常ポイント0.5%+新規入会特典1%)」にもなります。1%割引特典と合計すると、還元率はなんと「2.5%」。
新規入会特典のポイントが付与される時期は、通常ポイントの付与時期よりも1ヶ月遅くなります。特に問題は無いかと思いますが、ポイントの有効期限には注意して下さいね。
P-oneモールの利用でさらにお得
P-oneモールを経由してネットショッピングをすれば、ボーナスポイントが加算されて、さらにお得になります。加算されるボーナスポイントはショップや時期によって変動するので、最新情報は公式サイトでチェックして欲しいのですが、2015年11月現在の主なショップのボーナスポイントを一覧で紹介しておきます。
ショップ | 付与ポイント | 還元率 *1 |
---|---|---|
楽天市場 | 1,000円につき2ポイント | 1% |
Yahoo!ショッピング | 1,000円につき4ポイント | 2% |
Shop Japan | 1,000円につき19 ポイント | 9.5% |
ニッセン(nissen) | 1,000円につき6 ポイント | 3% |
HMV | 1,000円につき4ポイント | 2% |
DHC | 1,000円につき2ポイント | 1% |
Yahoo!ショッピングでは、Yahoo!JAPANのIDでログインして利用すれば1%のストアポイント(Tポイント)を上記のボーナスポイントとは別に獲得出来ます(合計で3%)。さらに言うと、P-one Wizの通常時の還元率1.5%を加えると4.5%の還元率になりますね(入会後6ヶ月以内なら1%加算され5.5%に)。
「Yahoo」が入っているYahoo!JapanカードでYahoo!ショッピングを利用しても還元率は3.5%(Tモール経由)なので、不思議な現象ですがP-one Wizの方がお得という事になります。
P-oneカード Wizの基本情報
高還元率のクレジットカード「P-one Wiz」の基本情報を見ていきましょう。
年会費が無料
年会費は永年無料です。これは素直に嬉しいポイントです。いくら高還元でも年会費が発生すれば、その分お得感は目減りしてしまいますからね。
また、さきほど紹介したように、支払い方法を「ずっと全額コース」に変更する手数料も無料ですし、全額払いする際の手数料も無料です。そのため、P-one Wizカードを所持・利用する上で年会費・手数料は必要有りません。
念押しで記載しますが、P-one Wizカード入会後の支払い方法変更はお忘れなく!
追加カードは家族カードとETCカード
追加カードとして発行出来るのは、家族カード3枚とETCカード1枚となっています(本人カード1枚につき)。
家族カードに関しては、年会費・管理費ともに無料です。これは管理費が必要なP-oneカード(standard)と異なる点です。
ETCカードは新規発行手数料と更新時発行手数料がそれぞれ1,000円必要になります。また、ETC利用分は1%割引の対象外となっています。
そのため、P-one WizカードでETCカードを発行するべきでは有りません。
発行ブランド
発行出来るブランドは「VISA」「MasterCard」「JCB」の3つです。
国内での利用を考えているならどのブランドでも構いません。海外での利用も考えているなら、加盟店の多さで「VISA」か「MasterCard」となるでしょう。また、適用される為替レートで考えるなら「MasterCard」が若干お得かなといった感じです。
締め日・支払い日は毎月1日
締め日は毎月1日となっていて、翌月1日が支払い日となります。1日が金融機関の休業日の場合は翌営業日が支払い日となります。
電子マネーとの相性は?
P-one Wiz自体に搭載出来る電子マネーは有りません。また、電子マネーへのチャージの可否などについては、以下を参考にして下さい。
電子マネー | チャージ | ポイント付与 |
---|---|---|
nanaco | 可能(JCBブランドのみ) | ポイント付与対象 |
楽天edy | 可能 | ポイント付与対象外 |
モバイルSuica | 可能 | ポイント付与対象外 |
SMART ICOCA | 可能 | ポイント付与対象外 |
WAON | 不可能 | - |
公式サイトでは、電子マネーへのチャージで1%割引や0.5%のポイント還元は対象外となっていますが、問い合わせた結果、現在nanacoへのチャージでは割引・ポイントともに対象となっているようです。
ただし、ポケットカード株式会社のスタンスは「電子マネーへのチャージは対象外」という事だそうで、今後nanacoへの電子マネーチャージにおいて割引・ポイントともに対象外となる可能性は有ります。
特典
その他の特典の内容は、P-oneカード(standard)と同様の内容になっているので、箇条書きでの紹介とさせてもらいます。
- トヨタレンタカー、オリックスレンタカーなどの基本料金が5%割引
- 海外・国内のパッケージツアーが最大8%割引(*1)
*1 1%割引の対象外となっています。
付帯保険について
P-one Wizカードに付帯されている保険は以下の二つです。
- 紛失・盗難保障
- 購入商品安心保険
紛失・盗難保障は、紛失又は盗難の届出日の前後60日間(合計121日間)に不正使用された損害額を補償します。そして、購入商品安心保険は、購入後90日間に購入した商品が偶然の事故で損壊した場合に、50万円を年間限度額として補償します。
また、インターネットの不正利用による損害も補償されます。
特徴まとめ
ここまでP-one Wizについてズラーっとまとめてきました。ちょっと長くなったので、最後にP-one Wizの特徴をまとめておきたいと思います。
P-one Wizの最大の特徴は、年会費無料かつ還元率1.5%という点かと思います。これは驚異的なスペックです。さらに、入会後6ヶ月間は付与されるポイントが3倍になり、還元率が2.5%にもなります。
年会費無料なので持っていても損は無い、いやむしろ持っておくべき1枚と言えるでしょう。
最後にもう一度だけ「支払い方法の変更(ずっと全額コースへ)はお忘れなく」。
入会キャンペーン
2015年11月現在、P-one Wizの新規入会キャンペーンは行われていません。入会後6ヶ月間のポイント3倍付与が、新規入会キャンペーンと受け取っても良いかもしれませんね。
何か新たに発表が有れば、こちらに追記したいと思います。