脱サラするって事は独立起業するって事ですよね。サラリーマン時代にしっかりと独立資金を貯めている人であれば、最初から大きな借金をする必要が有りませんから問題無いかもしれませんが、あまり貯金が無い人は最初から結構大きな額のお金を借りる人も当然います。
また、事業が軌道に乗り出したら、必然的に数千万・億を超える金額を借りなければいけない時だって来るかもしれません。そういう人に読んでおいて欲しい本を発見したので、これから脱サラして独立するんだ!という人はチェックしてみて下さい。
⇒社長さん!借金の返済額を99%カットする究極の一手、教えます!
本の内容の簡単な紹介
内容としてはズバリ!「銀行などから借りた借金を返さなくても問題無いですし、適法ですよ。だから自殺とか自己破産なんてしないでね」という本です。
筆者自身の借金額は1億2千万円、毎月の返済額は250万円。返済の見通しは立たず専門家からは自己破産を勧められ、にっちもさっちもいかない状況に追い込まれたが、ある方法を使う事により月の返済額を当初の1/100の2万5千円まで減らした!という体験談をリアルな金融機関等との交渉状況を交えて書籍化しています。
例えば、こんな事例が挙げられています。
■借入先毎の対処方法
- 日本政策金融公庫からの融資
- 保証協会付き融資
- 銀行プロパー融資
- 不動産担保融資
例えば、銀行プロパー融資の場合だと、返済が滞った事で銀行が貴方への貸付金を不良債権だと判断すると「サービサー」と呼ばれる民間の債権回収会社へ格安で貴方の債権を譲渡します。これにより銀行からの返済督促は無くなり、今後の交渉は貴方と債権回収会社(サービサー)との間で行われることになります。
では、このサービサーに対して銀行返済額と同等の額を払わなければならないのか?というとそういう訳では有りません。先ほど赤字で書きましたが、サービサーは銀行から、貴方への貸付金という債権を「格安」で購入しています。
他にも「自宅を債権者に差し押さえられないようにする方法/リスケの正しいやり方・心構え」などなど、真面目な人では思いつかない手法が記載されています。
借金が増えてくると、どうしても自己破産や自殺という考えが頭をよぎりますが合法的に借金を減らす方法がこの本の中で紹介されているので、是非脱サラして起業する前にこの本を読んでおくと良いと思います。
そうすれば、心に余裕を持って?融資を受ける事が出来るのではないでしょうか。本の中では以下の様な事も書かれています。
借金を返せなくても犯罪ではない!P33より。
一生懸命まじめに会社を経営し、頑張ってきた。しかし業績が落ち込み、銀行への返済が重くのしかかってきた。返したくても返せない。こういう問題は仕方のないことです。借金を返せないことは恥ずかしいことでは有りません。P34より。
どんな事でも絶対は有りません。野球の投手だって毎回毎回0点で抑えることは有りません。ダルビッシュ有でもたまに大炎上していますよね。
事業経営だって同じです。上手く行くときも有れば上手く行かない時も有る。借金が返せない時だって有ります。でも、それで刑罰が下るわけでは有りません。だから借入が必要なステージに立ったら怯まずに事業投資していきましょう。
もちろん最初から返すつもりも無く借金をするのは良くない事だとは思いますが、融資を受けて事業を始めるという行為は誰にでも認められた正当な権利です。
チャレンジ無くして成功無し!
です。本当、これから事業を始める人にとっては勇気づけられる本だと思いますよ♪
なお、Amazonのレビューなどでも書かれていることですが、この手法は貸金業法を順守して金貸しを行っている業者に対して出来るのであって、高利貸しとかの貸金業法を守っていない業者相手だとこうも上手くは行きません。
だからこそ、事業を始める前に読んでおけば高利貸しに手を出す事が無くなると思います。
補足ー借金苦による自殺や自己破産の数
話は変わりますが、日本では多くの人が借金苦で自殺をしたり、自己破産をしています。
■借金苦による自己破産の数
(出典:知るぽると-金融広報中央委員会)
画像が粗くて見えにくいかもしれませんが、2012年度において約8万件あまりの自己破産が行われていることが分かります。また、自己破産の要因の約23%は生活苦という統計データが出ており、実に毎年2万人程度の人が経済苦で自己破産をしている事になります。
自己破産をすれば借金はチャラになるかもしれませんが、ローンを組んだり、クレジットカードを作ることが難しくなります。自殺をするよりはマシかもしれませんが出来ることならやりたくないですよね。
■借金苦による自殺者の数
(出典:内閣府-平成28年版自殺対策白書 第1賞 自殺の現状P16 第1-15図)
平成27年度の自殺者数は2万4,025人となっており、平成24年以来4年連続で3万人を割れていますが、それでもなお、まだまだ多くの人が自殺という選択肢を取っていることが分かります。
そして、平成27年度だとそのうち「経済・生活問題」を苦にして自殺された方は4,082人もいらっしゃいます。
これからお金を借りようと思っている人は、借金をすることで上記のようなリスクが有るんだという事をしっかりと理解してから借金をするようにして下さい。