みなさんは貯金出来ていますか?貯金を試みた事の有る人は大勢いると思いますが、思い通りに貯金が出来なかったという人も大勢いるのではないでしょうか。
目標額をドーンと掲げてみるものの、そのゴールまでの道筋(方法)が分からず途中で挫折してしまったり、貯金の「貯」の字も忘れて欲しい物を買ってしまったりなど。
貯金を成功させるのは、難しい事だと身に染みて実感しているかと思います。
では、どうすれば貯金出来るのか?貯金にも「コツ」という物が存在します。貯金のコツを知り、再度挑戦すれば目標の貯金額を達成する事が出来るはずです。
今回はあくまでも一般的に言われている事をまとめています。
目次情報
失敗は成功への第一歩
貯金に「失敗」したからと言って、「自分は貯金には向いていない」と、貯金を諦めないで下さい。誰しも最初は失敗してしまうものです。重要なのは、失敗した経験を次に活かす事です。
論語に出てくる孔子の名言にこのよう言葉が有ります。
過(あやま)ちを改(あらた)めざるこれを過(あやま)ちという
つまり、「失敗」した事に対して何も改めない事が本当の「失敗」なのです。なぜ貯金が失敗したのか?何が悪かったのか?を考えて改善していく事で、同じ失敗を繰り返さなくなり、確実に貯金成功に一歩近づく事になります。
例えが少し古かったですね。貯金という事で経済用語を用いるなら「PDCAサイクル」がしっくりくるでしょうか。貯金目標額・計画(plan)を立て、それに沿って貯金・節約(do)をし、家計簿などで浪費のチェック(check)を行い、そして失敗や改善点があれば計画・行動に反映(action)させて、より良い貯金習慣にしていくわけです。
失敗は、より洗練された「貯金習慣」にしてくれるスパイスなんですね。
では、本題の「貯金のコツ」について見ていきましょう。
貯金のコツ【精神編】
まず、貯金のコツの「精神編」を紹介します。気持ちや考え方が備わってなければ、貯金方法の知識をいくら集めても成功しません。実践に移る前に、一読して下さい(実践部分も含まれてしまってますが)。
明確な目標を立ててモチベーションをキープ
さきほど紹介したPDCAサイクルの「目標・計画(PLAN)」の部分ですね。漠然と貯金するのではなく、目標つまりゴール地点を設定して貯金計画を立てる事が重要です。
貯金に失敗する人は、目標を立てる事なく貯金を始めてしまいがちです。目標が無ければ、継続して貯金するモチベーションは生まれませんよね。
何の為に貯金を始めるのか?「1年後に帯付きの100万円を手にしたい」「2年後の結婚資金」「3年後のヨーロッパ旅行」などのように、明確な目標を立てれば達成した時のイメージを具体化する事が出来て、ゴールまで貯金を継続するモチベーションをキープする事が出来ます。
さらに、最終的な貯金目標額だけでなく、1ヶ月(半年、1年)でどれくらいという風に短・中・長期の目標を掲げる事も大切です。短期の目標からクリアしていく事で、1歩ずつゴールに近づいている実感を得る事が出来て、モチベーションのキープに繋がります。
本当に必要な物か自問自答
何か買い物をする時には、レジに向かう前に手に取った物が本当に必要な物かを自問自答するようにしましょう。浪費なのか自己投資なのかを考える癖を付ける事が重要です。
貯金したお金は無いものと考える
貯金に失敗する人は「貯金が有るから大丈夫」と、間違った心・財布の余裕の持ち方をしてしまいがちです。貯金しているお金を使っていたら、当然お金は貯まりません。
そのため、「貯金したお金は実在しない」と考えて、決めた予算で生活していく事が重要です。
どうしても使ってしまう人は、貯金用の口座を作って、キャッシュカードは持ち歩かないようにしましょう。
貯金を頑張ったご褒美も重要
貯金を達成するには、買い物・食事などで自分の欲望を我慢していかなければなりません。すると、お金も貯まるけど、ストレスも溜まってしまうわけです。ストレスを溜めすぎると体にも悪いですが、貯金が失敗してしまう可能性(途中で放棄)が高まります。
そこで、ストレスを溜めすぎないために、頑張った自分にご褒美をあげるようにしましょう(当然予算に組み入れて下さいね)。
楽しみながら貯金しよう
遊び感覚で楽しみながら貯金をする事が出来れば、ストレスを感じる事は減るかと思います。そこで、楽しみながら貯金する方法「マス消し貯金」を紹介します。
マス消し貯金とは、マス目に数字(1から順に)を書いた紙を用意して、貯金箱にセットしておきます。そして、貯金した金額に対応する数字のマスを消していき、全部数字が消えればクリアという遊び感覚の貯金方法です。ルールは至って単純で、100円を貯金した時には、100を消すか合計で100になる数字を2つ(42と58など)消します。
そして、全てのマスを消し終わった時にいくら貯金出来てるかが分かるのもちょっぴり嬉しいポイントです。例えば、100までのマスなら5,050円、500までなら125,250円貯金出来る事になります。
マス消し貯金用のアプリも有るので、一度試してみてはいかがですか?パソコンで打ち出して、家族みんなで楽しんだ方が一体感は生まれますけどね。
貯金のコツ【実践編】
それでは、貯金のコツ「実践編」について見ていきましょう。
家計簿などでお金を管理
家計簿などを利用して、1ヶ月間のお金の収支を管理するようにしましょう。特に、支出に関しては固定費(公共料金・携帯代・ローンなど)や食費、交通費など費用項目ごとに分けて管理しましょう。そうする事で、どの部分を節約していくかが可視化出来ますし、貯金計画を立てやすくなります。
今から貯金を始める人は、自身のお金の出入りを完璧に把握出来ていないと思うので、まず管理作業をきっちりと行う事から始めましょう。
家計簿の利用で注意して欲しいのは、収支を計算するだけにならない事です。これでは、PDCAサイクルの「check(チェック)」の部分がただの「calculation(計算)」になってしまいます。なので、浪費の有無や節約可能なお金の有無をしっかりチェックして、次月の計画に反映させるようにしましょう。
余ったら貯金はNG!貯金は原則給料日に
給料が入ったら、すぐに予定額を貯金する事が貯金を成功させる為には重要なポイントです。
余ったら貯金しようという考え方は、貯金に失敗する人の典型例です。計画性が無い上に、お金を使う事を優先してしまってますからね。
給料日には、貯金用の口座に振り替えるなど工夫するようにしましょう。会社によっては二つの口座に給料を振り分けてくれるので、担当者に手続きを依頼してみてはどうでしょうか。
「お金が入ったら貯金をする癖」を身に付けていきましょう。
固定費は出来るだけ削減
さきほどチラッと出てきた「固定費」。固定費は、毎月一定額の支出を要する費用です。家賃や月極駐車場代、新聞代などの事ですね。
これら固定費は削減しない限りは、延々支出を伴う事になります。逆にいうと、削減した分はその先発生する事はなく、節約効果が継続して発揮される事になります。
例えば、都心部に住んでいる人は、月極駐車場代は月2,3万円もするので、思い切って車を手放して「カーシェアリング」に切り替える手も有りますね。そしたら、車の維持費(車検・保険料・ガソリン代など)も併せて節約する事が出来ます。
タ○コなどやめれる物はやめる
車を手放す事は、生活に大きな変化をもたらすので、判断を付けにくいかもしれません。一方、タ○コなら生活への影響は最小限に抑えられるので、やめやすいと思います。喫煙してない人からすると、貯金するなら「真っ先にやめろ」という話になるでしょうね。
仮にやめるとしたら、1日1箱(420円)のペースなら、1ヶ月で12,600円(年間:151,200円)の節約効果を発揮します。
ただ、喫煙者からすると簡単な話では有りませんよね。貯金も禁煙も自分に勝つ事で成功するわけですね。頑張りましょう。
コンビニは回避!
コンビニは貯金の大敵です。なるべく、コンビニを利用する事は避けましょう。
■コンビニを回避した方が良い主な理由
- 大型スーパー等と比較すると、商品価格が高い
- 必要ではない余計な物まで買ってしまう
- たばこを買ってしまう(禁煙した場合) 等
以上のように、コンビニを利用すると出費が増えてしまうんですよね。町の至る所に有るので、誘惑に負けないように我慢していきましょう。
お昼は弁当を持参。外食はなるべく止めよう
お昼に外食をしていると、1食500円だったとしても週(5日)に2,500円(月:約10,000円)の外食費が必要になってしまいます。そこで、お昼は弁当を持参して外食費の節約に努めましょう。
お弁当を作る時間が無い人は、白御飯だけを持参して、ローソンストア100(100円均一)などでおかずだけ購入して節約する方法も有ります。ただし、余計な物は買わないように注意して下さいね。
また、飲み物に関しても、水筒にお茶などを入れて節約していきましょう。
飲み会に行くなら1次会まで
仕事の付き合いも有るので、飲み会を全て断るのは不可能に近いでしょう。しかし、飲み会に行くにしても1次会までにして、2次会には行かないようにしましょう。
飲み代が嵩むのは当然ですが、お酒が回ると財布のひもが緩くなってしまいます。せっかく頑張って貯金してきたのに、アルコールのせいで不意にしてしまうのは非常に勿体無いです。
実際に貯金100万円以上を達成した人達
それでは、実際に「貯金100万円以上」を達成した人達のサイトを紹介していきますね。気になるサイトが有れば、チェックして貯金方法など参考にしてみて下さい。
貯金が成功した人達の共通点
貯金を達成している人達の共通点は、明確な目標を持っている事とその目標が高い事(1,000万円)です。
貯金を始めようとする人に、「目標金額は?」と聞くと、だいたいの人が「とりあえず100万円」と答えます。もちろん、この目標が低いわけでは有りません。しかし、目標というのは難儀な物で、設定した目標に応じた努力しかしなくなります。
あなたが本当に100万円を貯金したいならば、1,000万円とは言いませんが、150万円でも200万円でも良いので少しハードルを上げてみてはどうでしょうか?
まとめ
貯金のコツについて色々と書いてきました。この記事を読んで「よし!今から貯金を始めよう!」と思ってくれたら幸いです。「明日から」っていう考え方は駄目ですよ~。
ある程度貯金が出来たら、貯蓄・投資にお金を回す事が可能になって、貯金額の増えるスピードが上がってきます。貯金生活の最初の頃は、なかなかお金が貯まらなくてしんどさを感じるかもしれませんが、後々貯蓄・投資でお金が増える事をイメージしておけば、モチベーションをキープ出来るかと思います。
「万里は一日にしてならず」です。頑張っていきましょう。
あ、あと個人的に一番効果が有った貯金のコツは「①給料日に別口座にお金を移すこと」「②毎月使う金額だけを銀行口座から一定額降ろしてその範囲内で生活すること」です。強制的な貯金をしつつ、余った分も貯金するって感じですな。