LINE(ライン)スタンプの売上についての記事でnaverまとめの収入についての記事も書きますといってから3ヶ月も経ってしましました。まとめ記事を作成していたわけではありません。(笑) むしろこの記事を書くなら1つくらい作っておけばよかったなと思っている次第です。
ということで、naverのまとめ記事の収入とその仕組みについて紹介していきたいと思います。
目次情報
naverまとめはスマホのコミュニケーションツールでお馴染みのLINE株式会社が提供しているキュレーションサービスです。
キュレーションとはネット用語の一つで、その意味はネット上に散在しているたくさんの情報をテーマやカテゴリーなどに絞って集約し一つの新しいコンテンツとして一般に公開・共有する事です。ちなみにキュレーションを行う人の事をキュレーターと言います。言葉の響きがかっこいいですね。
naverはキュレーションをする場を提供し、記事を作成したい人はnaverを利用していろんなまとめ記事を作成する事ができます。どんなまとめ記事があるのかというと、おもしろ画像とか○○県の観光スポットとか怖い話など多種多様なまとめ記事が作成されています。
作成者側がnaverを利用する理由は大きくは二つあり、naverという巨大なサイト内で記事を作成する事で独自ドメインでブログを作成するよりも早期にいろんな人に見てもらえる可能性が高くなるといった点と、さらに無料で記事を作成でき現金収入も生むといった点があげられます。
ちゅーわけで、naverまとめで記事作成をすると、どれだけ稼げるのかが気になりますよね。それが今日の記事の本題です。
まとめ長者の収入紹介
気になる収入ですが、2014年7月時点でもっとも稼いだ人の収入は1500万円以上だそうです。約4年間でこの数字ですから年収にすると約370万円となりますね。
2010年11月からの作成者への総支払報酬額:4億円
TOP10:568万円(年収約142万円)
TOP50:230万円(年収約57万円)
TOP100:146万円(年収約36万円)
出典:naver公式サイト
TOP100で年収が約36万円て事は月に換算すると約3万円、お小遣いを稼ぐ程度といった所でしょうか。TOP100に入ってこの金額という事は上位以外の人が貰える収入は雀の涙程度の金額かもしれませんね。
儲けている人の割合は?
キュレーターの人数を色々探してみましたが公表されていないようなので、ここではキュレーターの人数を概算にして求めてみました。
キュレーター人口 10万人=TOP100に入れる確率はたったの0.1%
キュレーター人口 100万人=TOP100に入れる確率はたったの0.01%
どうでしょうか。メチャクチャ厳しい印象ですね。しかもTOP100に入ったところで現状では月3万円程度しか収入が発生しないわけですから、naverまとめだけで生活をするのは難しいかもしれません。お小遣いを稼げればいいかな~的な感覚で参加するのが一番でしょう。
一攫千金を狙うのであれば明らかにLINE STAMPの方が夢がありますw
インセンティブ制度の仕組み
必要ないかもしれませんが、一応なぜnaverまとめで記事を書くと収入が発生するのか?その仕組について説明しておきます。
インセンティブ制度は単純にいうと「ポイント×レート」で収入が発生するようになっています。このポイントとレートに関してそれぞれ説明していきたいと思います。
ポイントについて
ポイントはアクセス数や滞在時間・コンテンツの内容などいろんな角度から評価されて付与されます。この評価が高ければ高いほど、多くのポイントが付与されて収入もUPとなる仕組みです。
■評価内容
- naver系のサイトからのアクセスは低評価
- 引用したサイトからのアクセスは低評価
- 外部のソーシャルからのアクセスは高評価
- 専門性のあるコンテンツや時事対応スピードやユーザー目線のコンテンツは高評価 など
外部のソーシャルとうまく連携させる事が出来れば、アクセス数が少なくても稼げるようになっているっぽいです。
なお、ポイント自体は評価が高くても低くても付与されます。しかし以下のようなコンテンツを作成したような場合は、一切ポイントは付与されないので注意が必要です。
- コンテンツの中身が薄くまとめとは言えない場合
- 情報量のみでまとめきれていない
- NAVERまとめのまとめ
- 1サイトの情報のみで構成したコンテンツ
- 検索結果をそのまま構成したコンテンツ
- タイトルとコンテンツが不一致 など
上記のような内容をnaver側が評価して、毎日1回見込みポイントとして付与されます。そして毎月1回不正アクセスやロボットアクセスを除去して再計算した確定ポイントが作成者側に付与されることになります。
この確定したポイントがどれだけの金額になるのかを決めるのが「レート」です。
レートについて
レートは通常は一般レートと広告制限レートの2種類があります。付与されたポイントにこれらのレートを乗じる事で収入額を求める事ができます。
広告制限レートは作成したまとめ記事が成人向けのコンテンツである場合に適用されます。他にも広告主が「これは駄目でしょ」的な感じで指摘したコンテンツも広告制限レートに該当する場合があります。効率よく稼ぐには成人向けコンテンツはなるべく避けたほうがいいかもしれませんね。
上記は通常の場合のレートです。より良いまとめ記事を作成した人に対しては奨励金制度というものが用意されています。
奨励金制度
naverは2014年9月から新たな奨励金制度を開始しました。古い制度に関しては触れても仕方がないので過去に葬って新しい制度について説明します。所々旧制度との比較も出るかとは思いますが。
新たな奨励金制度の基でのレートは以下のようになります。
最上位のSランクを獲得すれば一般の5倍のレートとなり、Bランクでも1.5倍となるので多く稼ぐにはなるべく上のランクを獲得する必要があります。このランクを獲得するための条件は以下のようになります。
各ランクに二つの条件がありますが、どちらか一方を満たす事でランクを獲得する事ができます。この条件はひと月単位で集計され、月が替わればボーダー越え日数はリセットされるので高ランクを獲得し続けるには毎月条件をクリアする必要がありますね。
なお、奨励ポイントは直近60日以内に作成したまとめ記事の獲得したポイントが対象になります。
実際に獲得したランクのレートでの奨励金が付与されるのは、集計した月の翌月に違反や不正があったかどうかを審査して、審査に問題が無ければ翌々月に付与という流れになります。付与されるまでの期間ですが、旧制度では6ヶ月必要だったのが、新制度では2ヶ月ないし3ヶ月と短くなっているのも変更点の一つとなっています。
■新たな奨励金制度のその他の変更点
- 自己ベスト制度の廃止
- 奨励対象の拡大
- 原資の増額 など
キュレーションサービスの提供はボランティアではありません。当然naver側もここから収益をあげています。この収益の内容は広告によるものです。
まとめ記事を作成してもらう事で多くのアクセスを集める事ができるので広告媒体として効果を発揮します。月間23億PVもあるんですからすごいですよね。
PCとスマホとモバイル向けの広告を募集しています。広告期間は1日から10日、またはコンテンツとして広告ページを作成する事もあるようです。
広告料金は広告の出し方によってばらばらですが、例えばnaverまとめサイトのヘッダー、カンバス、フッターに1週間広告を掲載する料金は15,000,000円(税別)となっています。
他にもPPC広告も出ているはずです。ちなみに、ネイバーまとめはコピーコンテンツ過ぎてGoogle AdSenseは停止されていたはずですが、そのnaverまとめにGoogleが広告を出しているとは何とも皮肉ですね(白目)
まとめ記事参考サイト
実際にまとめ記事を作成している人のサイトを紹介しますのでまとめ記事を作ろうと思う人は参考にしてください。紹介するサイトがどれだけの収入があるかは不明です。おそらくかなり稼いでいるとは思いますが。
少女時代に特化したまとめ
まとめ作成数は9本と少ないのですが少女時代の最新ニュースなどがあればがんがんまとめて更新するというスタイルのtchouk2musikさん。
9本のまとめ記事のうちの一つが爆発的な人気を誇っています。それが少女時代ニュースをまとめた記事です。少女時代ファンはここをブックマークしとけば最新情報が手に入っちゃうって感じでしょうか。これがユーザー目線のコンテンツとnaverが判断するなら高ポイントを獲得してかなりの収入になりそうですね。
ネタ系を中心にしたまとめ
面白い画像を集めてそれに対して一言軽い的確なツッコミをしながらまとめるスタイルのdyasuiさんです。
特に【スイミー】学校で使う教科書の挿絵の破壊力は異常【スーホの白い馬】は面白かったです。参考にちらっと見るだけのつもりが最後まで見てしまいました。その他の記事も面白いので電車などでニヤケたり吹き出したりしないように注意してくださいね。
最後に
実際にnaverまとめで収入を得ている人たちのTOPでもそこまで爆発的に稼いでいるわけではないので本業にするのはリスクがありそうですね。副業としてやるにはアリだと思います。まずは月のお小遣いを稼ぐ事を目標に始めてみればいいんじゃないでしょうか?
「naverまとめ 収入」でググルと実際にnaverまとめをやってみた人のブログが色々見れますので、そちらでやり方を研究してみるのも良いでしょう。