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電力自由化

電気会社の契約を切り替える前にチェックしておきたい事まとめ【電力自由化】


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電力自由化が2016年4月1日より実際に始まるという事で、非常に盛り上がっていますね。市場規模は8兆円とも言われておりますので、既存業者も新規参入業者もあの手この手で顧客を獲得しようと躍起になっております。

なお、電力自由化関連の記事に関しては当ブログでも過去にいくつか書きました。

一般家庭でも電力自由化!電気代は安くなるのか?電力会社選びのポイントは?
電力自由化のメリット・デメリット

これらの記事と被る部分も有るのですが、今回は電力自由化に伴って電気会社を変える時にチェックしておきたい事を、箇条書きチックにまとめて行きます。

注:記事の便宜上、東電や関電など従来から電力を供給している会社の事を「旧電力会社」、新しく電力小売事業に参入してくる会社の事を「新電力会社」と総称します。

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電力自由化に関する疑問を解消しておこう!

ネットや新聞の情報を見ていると、電力自由化に関して誤解している人がまだまだ多いようです。最たる例がこちらのPDFで公開されている5つの誤解。

電力小売全面自由化の5つの誤解

こちらでも簡単に書いておくと以下のとおり。

誤解①:新しく電線をひく必要が有る

これまでに作られている送電線・配電線を利用するので不要。費用も当然不要。

誤解②:小売業者によって電気の質が変わる(ex停電が起こりやすくなるとか)

どの業者から電気を買っても、送られてくる電気の質は同じ。契約会社の発電が止まったとしても、他の業者が補ってくれるので、基本的に今までと同じと考えておけばOK。

誤解③:3月中に切り替えないと電気が止まる、あるいは3月中に切り替えないといけない

旧電力会社のプランは2020年までは継続される。従って、特にメリットを感じなければそのまま放置していても大丈夫。必ず切り替えなければいけないという事は無い。但し、東京電力など電力会社によっては2016年4月以降になると既存電力プランを選べなくなったりするので要注意。

誤解④:契約先が倒産すると電気が止まる

新電力会社が倒産したとしても、旧電力会社(東電とか関電の事)が用意している従量電灯プランが自動的に適用される事になるので、心配はない。但し、経過措置中に次の電力会社を決める必要が有る。

誤解⑤:クーリングオフは出来ない

電気事業もクーリングオフの対象になったので、他の対象サービスと同様に「訪問販売・電話勧誘」での申込みには8日間のクーリングオフ期間が有る。但し、店頭申込みやインターネット申込みなど自発的に契約した時は、その他サービスと同様に対象外。

誤解⑥:スマートメーターは有料

スマートメーターは原則として無料。基本的に電力自由化が理由で何か有料の機器等の設置を求められる事は無い。


6個になってしまいましたが、まぁ良いでしょう。

電力自由化に関するQAや相談先まとめ

その他、電力自由化に関するQAについては、電力取引監視等委員会のHPで結構細かくまとめているので、そちらをチェックして見て下さい。大体の事は分かると思います。

電力小売全面自由化に関するよくあるご質問 | 電力取引監視等委員会

なお、平成28年3月26日(土)から4月15日(金)までの間は電力自由化に向けた集中相談窓口を開いているそうなので、不明点が有る人はそちらも利用してみてください。

電力自由化に向けた集中相談窓口を開設します(METI/経済産業省)

あと、こちらもどうぞ。

電力小売全面自由化に関する情報|消費者庁

契約前にチェックしておきたい事【電気料金以外の部分】

電気会社を選ぶ時のチェックポイントは最後にまとめる事として、契約前にチェックしておきたい事もまとめておきます。当たり前の部分も有りますが、今一度チェックしておきましょう。

国の登録事業者かどうかの確認

当たり前の事ですね。ネット等で自発的に情報収集している人は大丈夫だと思いますが、あまり情報を取りに行っていない人は要注意。

色々あくどい事を考える便乗商法業者も多数おりますので、皆様に於かれましてはそんなしょうもない業者にひっかかる事無くちゃんとした業者と契約して下さい。国の登録事業者かどうかは下記HPを見れば分かります。

特に、情報に疎いご両親をお持ちの人は、お声がけしておくと良いでしょう。

登録小売電気事業者一覧|電気事業制度の概要|資源エネルギー庁

契約期間と解約違反金の有無の確認

契約期間は当たり前の事ですが、特に【解約違反金】の有無をチェックしておきましょう。

電気自体は必ず使うものですし、多くの家庭でそこまで電気代が変わるという事も無いと思うので、携帯の2年縛りのような悪どさは感じないかもしれません。加えて、新電力会社が何かヘマを犯しても、他の会社がカバーしてくれますしね。

ただ、やっぱり変えたい!と思う人も多いはずです。必ず解約違反金の有無を確認してから申込みましょう。

電気料金を含む電力会社を選ぶ時のチェックポイントまとめ

続いて本題です。解約違反金の話もこちらに入れて良かったような気もしますが、続けます。

電気使用量をチェック

兎にも角にもシュミレーションをする前に、自分の年間の電気使用量をチェックしておきましょう。今回の電力自由化では、電気を多く使う家庭の電気代は安くなり、あまり使わない家庭では安くならない事が多いです。

また、電気料金は一般的に「基本料金+従量課金制」という形を取っており、プランや新電力会社によって「従量課金」部分の値段も当然変わってきます。どれだけ電気を使用しているかが?電力切り替えのポイントにもなってくるので、出来れば過去1年分の電気使用量をチェックしておきましょう。

電力自由化

既に紙の請求書等を捨ててしまっている場合は、新しく届いた紙の請求書(『電気ご使用量のお知らせ』の事)が届くのを待って、旧電力会社が提供している電気料金サイトに会員登録して過去の利用量を確認しましょう。過去2年分の電力使用量・料金が見れるはずです。

例えば関西電力なら「はぴeみる電」というサイトが有りますし、中部電力なら「カテエネ」というサイトが有ります。東京電力は「でんき家計簿」というページから登録出来ます。

注:関西電力の場合しか調べてませんが、関西電力の場合「はぴeみる電」に登録すると、無条件で紙の『電気ご使用量のお知らせ』がポストに届かなくなります。

今後は「紙の使用量のお知らせ」は有料化の流れになりつつ有るので良い機会かもしれませんが。

ライフスタイル&電力プランをチェック

人それぞれライフスタイルは違います。私のように自営業でほぼ毎日1日中家にこもっている人間もいますし、企業に勤めている人は昼間は家にいないでしょう。

ライフスタイルが違えば電気を多く使用する時間帯も変わってくるはずです。そこで、既存の電力各社は現在でも、自分のライフスタイルに合わせた電力プランを選択できるようにと複数の電力プランを私たちに提供してくれています。

例えば、関電なら2016年3月31日までは

  • 従量電灯A
  • 従量電灯B
  • はぴeタイム
  • eスマート10
  • 時間帯別電灯
などのプランが提供されています。昼間全く電気を使わないのに、通常メニューの「従量電灯A」で契約していた場合には、実はそれだけ電気代を無駄に払っていたなんて事にもなり得ます。

新電力会社への乗り換えを考える前に、まずは自分がよく電気を使う時間帯も把握しておきましょう。また、旧電力会社によっては、現在選択できる電力プランの一部が4月以降は廃止される物が有りますので、その辺りもチェックしておきましょう。もちろん、各社の料金も比較して下さい。

ちなみに、東京電力はピーク時の電力使用量に合わせて電気料金が変動する「スマート契約」というプランを4月以降始めるそうです。色々な電力プランが有るので、それも確認しときましょう。

アンペア数もチェック

こちらも電力プランのようなものですが、アンペア数もチェックしておきましょう。アンペア数とは、同時に使用できる電気の量を表します。契約アンペア数が大きければ基本料金が高くなり、小さければ基本料金は安くなるという物です。

電気代を節約

イメージ、頻繁にブレーカーが落ちるならアンペア数が少ない、全然ブレーカーが落ちないなら多めのアンペア数で契約しているという感じ。イメージね。

あまり、自宅に家電が無い人などは契約アンペア数を下げる事で、電気代を節約できる事が出来ますので、コレを機会にチェックしてみましょう。

電気代を節約するための【3つ】の基本テクニック

セット割や付与ポイントもチェック

電力会社を選ぶ時は、新旧電力会社単体の料金プランだけを見るのではなく、セット割や付与ポイントの部分も考慮に入れて比較しなければなりません。

例えば、ソフトバンクでんきと契約すれば月の電気使用量に応じてTポイントが付与されたります。また、東京ガスなら「ガス+電気+インターネット」のトリプル割が有ったりします。あるいは昭和シェルなんかと契約すればガソリン代がリッター10円下がったりします。

各社色々なセット割り等々を発表していますので、良く自分が利用するサービス等々も加味して一番お得になる電力会社を探しましょう。

電力供給エリアによって、参入業者が異なるのもヤヤコシイ話ですよね。

一番簡単なのは比較サイトを利用する事

まぁ、色々とチェックポイントは有りますが、正直自分で全ての料金プランをアレやコレやと計算するのは非現実的ですね。というわけで、取り敢えず比較サイトを利用しましょう。

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電気料金を比較し、最適な電力会社を選ぼう!エネチェンジ

なお、車によく乗る人や燃費の悪い車に載っている人なら昭和シェルの電気などガソリン系の会社の電気プランも有りかも知れませんね。電気代自体が安くなる家庭はあまりと思いますが、ガソリンが10円/L(月間100Lまで)安くなるので、トータルで見ればお得になることも♪

昭和シェル石油の電気


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