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車両保険は高い・・・免責金額の設定で安くしよう!個人的なおすすめ設定金額も!


この記事を読むのに必要な時間の目安: 13分ぐらい

車両保険

自動車保険を契約する時に、一番悩むのが「車両保険」を付帯させるか否か?ですよね。ご存知のように、任意保険の保険料は車両保険を付帯させるだけで跳ね上がります。

車の車両料率クラスや車両保険の設定金額等によっても変わってきますが、一般的にオールリスク型の車両保険を付けると基本保険料の約2倍、エコノミー型の車両保険だと基本保険料の約1.6倍のお金が必要になると言われています。

特に若い人の場合、この車両保険の負担は非常に大きなものとなります。新車買って、一般型(オールリスク型)の車両保険を付けると任意保険全体で20万円とか余裕で超えますもんね。

そこで、この記事では「免責金額」を付けるとどの程度保険料が安くなるのか?「おすすめの免責金額」や「車両保険を付帯させるべきか否かの考え方」について記事にしていきたいと思います。

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免責金額とは?

説明不要かもしれませんが一応書いときます。

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免責金額とは「自己負担額」の事を指します。免責金額を設定すると、損害が発生した場合に設定した免責金額以下の損害については補償されず、その部分は全て【自腹】という事になります。

が、本来であれば保険会社が負担すべき部分を保険ユーザーが被る事になるので、その分だけ保険料が安くなります。

例えば、免責金額を5万円と設定していると仮定しましょう。この時、修理費用が20万円かかる事故を起こしてしまった。この場合、保険会社から支払われる保険金は「20万円-5万円=15万円」となり、残りの5万円は自腹を切る事になります。

車両保険の免責金額における表記の仕方

車両保険の免責金額を設定する時に「0万円-5万円」とか「5万円-10万円」という表記を見ることが有ると思います。

これは、自動車保険特有?の免責金額の設定の仕方で、1回目と2回目の保険金請求時の免責金額を別々の金額で設定できる事を表します。

例えば「0万円-5万円」を選択すれば、同一年度に起こった最初の事故の自己負担額はゼロ(0万円)、2回目の事故なら5万円の自己負担額が発生するという事を意味します。1回目と2回目の免責金額の設定の仕方によって損得が発生しますので、できるだけお得な設定の仕方をするようにしましょう。

車両保険に免責金額を付けると安くなる

まずは免責金額を設定することで、どの程度車両保険が安くなるのか見ていきましょう。見積もりはイーデザイン損保で行いました。

見積もりの前提条件は以下の通り。

●車種:プリウス ●型式:DAA-ZVW30 ●初度登録年月:2015年9月 ●事故有係数適用期間 0年 ●等級:11等級 ●記名被保険者の年齢:35歳 ●走行距離:5,000~10,000km ●運転者範囲:本人及び配偶者 ●運転者年齢条件:26歳以上補償 ●免許の色:ブルー ●使用用途:主に通勤・通学 ●所在地:東京 ●車両保険の設定金額:285万円 ●他補償内容はイーデザイン損保デフォルトの補償内容をそのまま使用。

年齢条件とかすべて選んで結果を見せるとなると、無駄にめっちゃ長くなってしまうので「26歳以上補償」に固定。取り敢えず、免責金額の設定でどの程度保険料が変わるのか見て欲しかったので、補償内容はイーデザイン損保がデフォルトで設定している補償内容を利用します。

車の初度登録年月は2015年9月なので、ほぼ新車という設定でやってみました。また、見積もりはオールリスク型(一般型)車両保険のみで行っています。結果がこちら。

免責金額保険料保険料が安くなる割合(*1)
0万円-0万円103,950円100%
0万円-10万円93,440円90%
5万円-5万円86,550円83%
5万円-10万円86,060円83%
10万円-10万円79,720円77%
参考:車両保険なし47,560円46%

*1 免責金額を一切設定しない場合(0万円-0万円の場合)と比較して、どの程度の保険料負担で保険をかけられるかを表す数値です。

このように免責金額を厳し目に設定すればするほど保険料が安くなっていくことが分かりますね。出来る限り保険料を安くしたいぜ~!と考えている人は、免責金額を設定して保険料負担を軽くしましょう!

おすすめの免責金額は?

免責金額を設定することで任意保険料が安くなることは分かった。しかし、一体いくらに設定すればいいの?と悩まれる人も多いでしょう。

これは完全なる主観になりますが、上記イーデザイン損保で設定できる免責金額の中で選ぶとして僕なら「5万円-5万円」か「10万円-10万円」を選びます。

イーデザイン損保では「0万円-0万円」「0万円-10万円」「5万円-5万円」「5万円-10万円」「10万円-10万円」の五つからしか基本的に選べない。

理由は3つあって、

理由①:そもそもの保険の意味
一つ目がこちらの記事にも書いたように、そもそも保険は自分が負担できない損害が起こった場合のリスクヘッジの為にかけるものであって、余裕資金で対応出来る部分にまでわざわざ保険をかけて、無駄な保険料を払う必要はないと考えています。

なので、免責金額が0万円の設定になっているのは選びません。そもそも5万円とか10万円の余裕資金が無いのであれば、車を購入したらダメでしょう。

車でドライブ

なお、「5万円-10万円」を選ばなかった理由は「コスパ」です。上記テーブル表で「5万円-10万円」の行を赤文字にしていますが、「5万円-5万円」と比較してみてください。両者の年間保険料差額は490円しか有りません。

年間490円の負担で免責金額が5万円(2回目)も変わるのは、ちょっとコスパが悪いかなと思いませんか?

理由②:保険を使った場合の保険料の上がり幅が大きくなった事
ご存知のように自動車保険の保険料を決める大きな要因の1つに【等級】という物が有ります。等級は保険を利用すると原則3等級下がりますよね。

3等級下がる事自体大変なのですが、2012年度に行われた等級制度の改定で保険金を請求した人の保険料が更に割高になるような仕組みに変更されました。

車の等級

要は、「保険金を請求した人」と「保険金を請求していない人」の保険料が同じテーブルで計算されるのは不公平だよね。保険金を請求した人には、それ相応の保険料を負担してもらわないと保険会社もやってられませんわ!という事で、両者のテーブル表が分離されたという事です。今までは同じテーブルでしたが・・・。

まぁ、こんな感じ。

  • 保険金を請求した人・・・事故等級の割増引率で保険料を計算
  • 保険金を請求していない人・・・事故等級の割増引率で保険料を計算

そのテーブル表(等級別の割増引率表)がこちら。

ノンフリート等級制度
(出典:自動車保険参考純率 改定のご案内 – 損害保険料率算出機構)

ちなみに、3等級ダウン事故を起こすと、向こう3年間は「事故有り等級制度」が適用されます。割引率の良い「事故無し等級」に戻るためには3年我慢しなければなりません。

例えば、今回見積もりを取った事例で考えると、この事例の人の元々の等級は11等級でした。11等級で約47%の割引を受けて下記保険料(再掲)になっているわけです。

免責金額保険料保険料が安くなる割合(*1)
0万円-0万円103,950円100%
0万円-10万円93,440円90%
5万円-5万円86,550円83%
5万円-10万円86,060円83%
10万円-10万円79,720円77%
参考:車両保険なし47,560円46%

で、事故無しの11等級だった人が3等級ダウン事故を起こしたと仮定します。

保険金を請求すれば、翌年度から適用される等級は「1年後:事故有8等級、2年後:事故有9等級、3年後:事故有10等級」ですね。

反対に保険金を請求しなければ「1年後:事故無12等級、2年後:事故無13等級、3年後:事故無14等級」で保険料が計算されます。

両者の場合の向こう3年間の保険料を計算してみると以下の様になります。(実際には車価も低くなるので同じにはなりませんが、計算を簡略化するために基本保険料が11等級の年度と同じだったと仮定して計算。免責金額は「10万円-10万円」を採用)

  • 保険金を請求した場合・・・351,971円
  • 保険金を請求しなかった場合・・・230,135円
  • 差額・・・121,836円
保険金を請求した事で翌年度から3年間で「12万円」も保険料負担が増えます。

一応、3年で区切って計算していますが、事故を起こした事による保険料負担の増大は自動車保険に加入し続ける限りずっと続きます。実際の負担増大額が確定するのは等級が20等級まで上がった段階です。まぁ細かい事ですが。

ちなみに、以前のまま等級制度だったら保険金を請求したとしても、向こう3年間の保険料は「258,714円」で済みます。差額はたったの「28,579円」です。等級制度の改定で保険金を請求したドライバーの保険料負担は確実に増えているのです。

そのため、たとえ事故を起こしたとしても「保険を利用しない」という選択肢を取るドライバーが増えています。なので、わざわざ免責金額をゼロに設定して高い保険料を払うのではなく、免責金額を設定して浮いたお金を、実際に事故を起こった時の自己負担額に回した方が合理的かなと思います。

理由③:免責金額を設定した方が車を大事に扱う
あと、これは感情論ですが、新車を大事に運転するように、免責金額を設定していると車を大事に扱えるような気がします(主観)。大事に運転すれば事故を起こす確率も減りますから、保険金を請求する可能性も低くなりますね。

以上3点の理由から、僕的におすすめの免責金額は「5万円-5万円」か「10万円-10万円」となります。

なお、免責金額の幅は保険会社によって異なります。免責を15万円とか20万円とかに設定できる会社も有りますので、自分が契約している保険会社の見積もりを色々と出してみて、一番コスパが良さげな免責金額を選びましょう。

参考:車両保険の設定金額は高めに設定しておくのがおすすめ

中古車に車両保険を付帯させる場合、出来る限り高めに車両保険価額を設定しておいた方が良いです。

というのも基本的に車両保険で支払われる保険金の額は時価(協定保険価額)が上限なのですが、中古車で事故った場合、車の時価(正確には協定保険価額)以上の修理費用が発生することが有るからです。

ですので、中古車の場合、せっかく車両保険を設定していたのに免責以外の自己負担が発生してしまう事が往々にして有ります。

これを防ぐ1つの手段が車両保険の設定金額を高めに設定しておくことです。車両保険価額は、保険会社が設定した一定の範囲内の金額であれば、自由に設定可能です。

今回の記事で例にあげたケースではデフォルトの設定金額は「285万円」でしたが、見積もり画面上では「230万円~340万円」の範囲で設定が可能でした。(幅が有るのは同じ型式でもクラスによれば価格が違うし、オプションの有無でも車価が変わってくるから。)

しかも、車両保険の設定金額が変わっても保険料はさほど変わりません。以下の表は今回紹介した事例で車両保険の設定金額を変えた時の保険料表です。(免責は「10万円-10万円」)

車両保険金額保険料285万円を基準にした時の保険料差額
245万円78,790円-930円
265万円79,100円-620円
285万円(中心値)79,720円0円
305万円80,340円620円
325万円80,970円1,250円

設定保険金額は40万円も違うのに、保険料は千円前後しか変わっていない事が分かりますね。どうせ設定するのであれば高めに設定しておいた方がリスクは少なくなるし、高めに設定しておいた方がコスパは高いです。

というわけで、今日はこれで終了。あと何記事かは自動車保険関連の記事が続くはず・・・。

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