節約投資のススメ
奨学金

奨学金制度は悪なのか!?【※】色々なローン金利と比較してみた


この記事を読むのに必要な時間の目安: 19分ぐらい

奨学金

奨学金に関して色々言われる事が多いです。色々なメディアを見てみると、「奨学金=悪」という感じで書かれているのですが、果たしてそうでしょうか?

確かに、実態は借入金なのに「奨学金」という名称がおかしい!という意見は的を得ていると思いますが、奨学金自体は別に悪だとは思いません。私は。なぜか、本文で見ていきましょう。

スポンサーリンク

話の前振り

はい、こんにちは。官兵衛です。今回はかなり時勢に沿ったいい話ですね(自画自賛)。最近はスマホでGunosyとかSmartnewsで情報をチェックしています。すると奨学金問題が多く取り上げられている事に気づきました。

しかもそのほとんどが「奨学金って詐欺じゃね?」「借入金じゃんただの」「くそー騙されたー!!」というような論調です。例えば直近で奨学金をディスってGunosyなどで評判になっていたのがコレ↓↓↓↓

日本学生支援機構の利息収入は232億円――奨学金はサラ金よりも悪質

あっ全然関係ないですが、GunosyとかSmartnewsとかで話題になっている記事でも内容が間違ってる記事有りますからね。特にGunosyはパワーブロガーもしくははてなブログで人気になっているブログの記事がその他企業サイトの記事に紛れて掲載されることが多いです。
 
そういうのはたまに間違った記事を書いている事が有るので、情報を鵜呑みにするのではなくしっかりと取捨選択して正しい判断を出来る目が身につける必要があります。この話はライフハックっぽいのでまた別の機会に書きます。今回の記事テーマとは全然関係ありませんからね。

まぁBLOGOSに載った記事なので仕方ない面も有りますが、この記事でtweet数1,000超、はてブ総数250超えってふざけんなよ!と低人気ブロガーの僕が思っていることは置いておいて(妬んでますYo!!このブログの最高tweet数20なんだから!BLOGOSの記事よりよっぽど濃い記事書いていると思うんですけどねぇ笑)、奨学金制度って個人的には全然悪じゃないと思います。

むしろなぜこんなに問題になっているのが分からないというのが私の見解。ちなみに僕も大学生の時に奨学金を借りていて、今現在も返済しています。というわけで、今日は非常に長丁場になりますが以上で前振り終了です。以下では奨学金に対する僕の見解と実際にサラ金などのローンよりも奨学金が悪質なのかを比較検討してみたいと思います。

私の奨学金について赤裸々に告白

ご存知の方も多いと思いますが、うちは小学校の時に離婚して以来母子家庭です。というわけであまりお金が有りませんでした。よって大学に行くなら「奨学金を使う」ことは必然だったわけです。

幸い大学は国立でしたし、授業料が免除された事も合ったので学費としてはそこまでかかっていませんが、今ちょっとチェックしてみたら合計で2,600,000円借りています。画像も晒しておきます(個人情報はもちろん厳重にホワイトで塗りつぶしてますがね!!育英会の人に見られて怒られたら恐いでしょうが!)

(クリックで拡大可能)

奨学金1種の方
奨学金一種

奨学金2種の方
奨学金2種

無利子である第一種奨学金が1,980,000円。有利子である第二種奨学金を620,000円借りて合計2,600,000円。そして有利子の方の利率は0.77%でした。チンタラチンタラ返しているので残額は140か150万くらいあると思います。現在の毎月の返済金額は18,000円程度です。

有利子の方は最初だけ借りていましたが、途中で給付型の私立財団の奨学生に選ばれた事もあり借り入れを停止しました。それが確か毎月2万円くらい貰っていたような・・・・

ちなみに話その1
ちなみにですが、ある条件を満たせば第一種奨学金は早期完済すればお金が戻ってきます。お金がある人はチマチマ払うより一気に支払ってしまったほうが良いです。この話は節約カテゴリーで詳細に記述します。
 
追記:奨学金を早期返還するメリットとは!?3%~10%の報奨金を受け取る節約の裏技

私の奨学金に対する見解/その1

先ほども言ったように僕は奨学金は悪だと思いません。確かに実際には借入金ですから【奨学金】という名前を使うのはちょっとどうなのかな?という思いは有りますが、それでも奨学金はしっかりと考えて利用すればメリットのほうが大きい制度です。

先ほど紹介した記事で中京大学の大内和博教授が以下のように述べているようです。

「成績優秀者などで無利子に貸与される第一種より、多くは利息付きの第二種。たとえば、毎月一〇万円借りれば利率三%で返還総額は六四六万円。毎月二万七〇〇〇円となり完済まで二〇年かかる。非正規労働にしか就けない若者に返せるわけがない。返済の順が延滞金、利子、元金なのでいつまでたっても元金が返還できない」と指摘。

批判覚悟で書きますが、どんだけ甘いんですか?人生の大先輩である教授がこんなこと言ってちゃダメでしょう。それを煽るメディアも然りです。

奨学金調べていませんが、大学のレベルと正社員数は相関関係に有ると思っていますし、実際にそうだと思います。

ですから、確率論の話からすれば非正規労働にしか就けないような可能性が有る大学に行ってわざわざ奨学金という名のローンを組むのであれば、大学など行かないほうがマシだ!というのが僕の見解です。

高卒で即就職もしくはニートになったとしても奨学金という名のローン負担は無いんですからソッチの方がマシですよね。

日本の企業が本当に人物重視で採用するようになるのはまだまだ先の話でしょう。僕が企業の採用担当者でも取り敢えず優秀な人物が居そうな大学の学生から採用しますよ。当然。

もちろん上位の大学でも非正規労働にしか就けない人もいますがここは確率論の話です。極論で捉えないでくださいね。

大企業はなぜ偏差値の高い大学の学生を優先的に採用するのか?」でも書いていますが、優秀な学生は将来のゴールが見えています。私自身が優秀というわけでは有りませんが、当時から奨学金はローンであり将来は返す必要があるものだという認識のもとで借りています。

滞納者が発生することで将来借りる事が出来ない学生が発生する可能性だって有りますから、絶対に滞納はしませんし完済するつもりです。だからこそ、僕は現在滞納している人に問いたい。

貴方は奨学金を借りた時にここまでの覚悟と将来の返済計画を持って奨学金を借りていたのか?・・・・と。借入は目的が有るからこそ意味の有るお金になるのであって、ただ周りに流されて大学に入るために奨学金を借りるってのはちょっと違うと思います。

大学

大学を以下のように5段階に分けてみましょう。

・超難関大学
・難関大学
・中堅大学
・簡単大学
・超簡単大学

超簡単大学ともなると中学1年生の期末テストか?みたいな入試問題を出すところも多いです。それ自体は否定しませんが、その時点でこの大学へ入る将来的なメリットが有るのか?と考える必要があるわけです。

高校3年生が中学1年生の問題を解くわけですから、そりゃほぼ合格しますよ。でも、超難関大学を受験している人はもっとレベルの高い問題を解くために、1日10時間以上勉強するというハードワークをしている人もいるわけです。

そして企業の採用担当者もそれは分かっています。

面接

「この子は超難関大学に入るために高校生という遊びたい盛りの時・青春時代を勉強に費やして自分への投資を行っている子だから、会社に入っても頑張ってくれるだろう」

反対に超簡単大学の子に対しては

「あぁこの子は社会人になりたくない、まだまだ遊びたいという気持ちのためだけに大学に入っているんだな。あんまり頑張ってくれなさそうだなぁ」

と思う人が多いと思います。まぁ極論では有りますが、一般的な思考回路はこんな感じのはずです。僕も採用担当者に直接聞いたわけじゃなりませんが、自分が採用担当者だったらそう判断します。

特に大企業なんて数千・数万の採用希望者が一斉に採用試験に応募してくるわけですから何らかのフィルターにかけないと捌ききれません。そのフィルターが「学歴」というわけです。それに勉強したのに報われないってのも悲しい話じゃないですか。勉強してそれなりの大学に入った子には報いてあげようって概念も薄々ながら今の日本の企業の中には有ると思いますよ。

この辺りまで理解した上で「奨学金を借りてまで大学へ行くべきか/行かないべきか」を判断したか否かは結構重要だと思います。概してここまで理解して大学へ行く子はある程度の難関大学を目指す子供が多いはずです。そういう子は現在の日本の大学制度・企業の新卒一括採用の意味を理解しているからです。

ゲッツ!そんな事、当時18歳・19歳の子供が考えられるわけ無いだろう!なんて思っている人もいるんでしょうが、それは考えていない子が悪いと思います。

だって僕も当時18歳・19歳でしたがちゃんと考えていましたから。他にも沢山同じようなことを考えている子はいます。

私は「奨学金を借りるってことはお金を借りる事と同義だから、どうせ奨学金を借りるならしっかりと返せるようにある程度良い大学に入って、良い就職先に入れるように勉強しないとな!」と思っていました。

それに今は情報社会ですからネットで簡単に調べられますよね。悲しいかな難関大学に行った方が大手企業には入りやすく、生涯賃金も多くなる。と言うのは事実です。それに目を背けて「今が楽しければいいや!」という考えのみで、何のメリットもない大学にわざわざ奨学金を借りてまで行くから非正規雇用になったりするんです。

くどいですが、大企業に入ることだけが幸せでは有りませんし、高収入を得るための唯一の方法では無いってことは理解しています。私自身もう既に大企業は辞めましたし。

と、ここまで色々と返済出来ないのに借りる奴が悪い!という論調できましたが、しっかりとその事に関して教えない両親・教育者も悪いのかもしれませんね。僕の場合は母子家庭で小さな頃からそこそこお金に困っていたので、お金にシビアになっていたからこそ自然とそういう発想になれただけかもしれません。

もしかして親父がいて、生活保護も受けずにある程度のほほんと暮らしていたら、僕も同じような感じなんでしょうね。ハイ余談でした!!

家族

ただ、本当奨学金制度は良いと思いますよ。「奨学金のローンと他のローンの比較」でも書いているように明らかに金利は他のローンと比べて低いです。本質は借入金と同じですが、良心的な金利設定です。これより低金利のローンなんて普通無いですよ。

生涯賃金が平均すれば【難関大学>簡単大卒>高卒】であることを理解しているならば、お金が無いから大学には行かないという発想も出ないと思います。きっちりと勉強して難関大学に入ればそれだけ収入も増える傾向に有るわけですから奨学金を返せないなんてことにはならないはずです。

その事をしっかりと理解して大学を目指す子供にとっては非常に有益な制度です。結局生涯賃金が高くなれば返すのも簡単ですからね。

まぁ当然奨学金なんか借りずに親が払ってくれるのが一番です。僕だって奨学金無かったらもっと余裕あるのにな~なんて思うこともあります。でも自分が生まれてきた境遇を嘆いても仕方有りません。お金が無いのは事実なんですから、それを受け入れてじゃあどうするかを考えるほうがよっぽど有益です。

奨学金のローンと他のローンを比較してみよう!

他のローンと利率を比較する前に奨学金ローンの利率を知って置かなければなりません。さきほどの教授先生の言葉を引用してみましょう。念のため言っておきますが1種奨学金は無利息ですので、ここでの比較は2種の有利子奨学金の場合です。

「成績優秀者などで無利子に貸与される第一種より、多くは利息付きの第二種。たとえば、毎月一〇万円借りれば利率三%で返還総額は六四六万円。毎月二万七〇〇〇円となり完済まで二〇年かかる。非正規労働にしか就けない若者に返せるわけがない。返済の順が延滞金、利子、元金なのでいつまでたっても元金が返還できない」と指摘。

この教授先生は利率3%で計算していますが、これは奨学金でかけられる利率の最上限のはずです。つまり上限が3%。これだけでも良心的ですよね。で、実際にはどれくらいの利率が適用されているかといえば下記日本学生支援機構のホームページを見てください。

http://www.jasso.go.jp/taiyochu/riritu_jasso2.html#h25

平成25年度だけを抜粋すれば以下のようになります。

奨学金の利率

毎月変動はあれど平成25年度で判断すれば約1%程度ですね。遡ってみても2%を超えている時期は直近では有りません。つまり有利子の奨学金は経験則から言えば最大2%の利率がかかることになります。

僕なんて0.77%という低金利です。

消費者金融・キャッシング(実質年率)との比較

一応皆さん大好きなメガバンク系のキャッシング会社の場合を紹介します。

アコム・・・4.7%~18.0%
プロミス・・・6.3%~17.8%
モビット・・・4.8%~18.0%
みずほ銀行カードローン・・・4.0%~14.0%
三菱東京UFJ銀行カードローン・・・4.6%~14.6%

最低利率は4%代が多いですねぇ。それでも奨学金の上限3%と比べてもかなり高い。話にならないですね。論外です。よっぽど奨学金のほうが良心的です。メガバンク系だから安心だ!とか思っている人がいたら何とかしたいですね。どうすればいいのか分かりませんが(笑)

アコムあと、上記で示している最低利率で借りれる人なんてほとんどいませんからね。

例えば土地・建物がめちゃくちゃ持っている人とか年収1000万円以上とかであれば最低利率で借りられるでしょうが、そもそもそんな人はキャッシングをしようと思うことは少ないですよね。

返済が見込める人には低金利で貸して、返済が見込めない人には高金利で貸して利息で取り敢えず元本を回収できるようにしようってのがキャッシング会社のやり方ですから。お金がない人は最低利率よりもかなりの率を取られることは覚悟しておいた方がいいでしょう。

結論:奨学金の方が良心的

自動車ローンとの比較

前置きが非常に長すぎてもう記事を書くのが大変でオッサン疲れてきたので、楽をします。

ローン/融資の検索・比較・申込み【イー・ローン】で新車自動車ローン購入ローンの利率ランキングが公開されていたので、そちらの画像を引用します。

マイカーローン金利

チョイスしたのはマイカーローン低金利9個の銀行。

実質年率1.350%~3.360%の東京信用金庫のカーライフプランが記事執筆時点で一番安い金利。奨学金と比較して最大値も最低値も高いです。3位くらいになれば完全に奨学金ローンの方が安いです。

結論:奨学金の方が良心的

住宅ローンとの比較

おっさんは疲れているのでこちらも先ほどのサイトから新築住宅購入ローンの利率を引用させてもらいます。(クリックで画像拡大)

住宅ローン金利

適用金利ってのはキャンペーン金利なので、ここでは基準金利を見るのが正しい味方です。低金利上位7社を持ってきましたが、その中でも1.899%のソニー銀行が一番低い。他は2%を超えていますね。

結論:奨学金の方が良心的

以上、相手が消費者金融だろうがマイカーローンだろうが住宅ローンだろうが基本的には奨学金のほうが良心的です。コレでもまだ「奨学金は悪だ!」という人がいればその理由を詳しく聞いてみたいものです。

注:利率は記事執筆時点のものです。

私の奨学金に対する見解/その2

マイカーローン上記で奨学金の利率が非常に低いものであることは理解して頂けたかと思います。

そこで僕は思うのですが、どうせ将来的にマイカーローンとか組むなら奨学金の2種を借りて貯めておいてそれを自動車購入資金とかに宛てた方がお得だと思いませんか?

実際には奨学金は「勉学のために使用しなければならない」という縛りが有るので、そんな使い方をすると即返済を求められることは分かりきっていることなのですが、ここまで低利率を見せられるとソッチの方がお得なんじゃないだろうかと思いますよね。

特に有利子の奨学金であっても大学在学中は利息かかりません。卒業後から完済時期までの期間と適用利率で総利息額が決定されます。

こういうのも考え方次第だと思いますよ。別にそうしろってわけじゃありませんが、ずる賢い人間ならそういう事も考えるというだけの話です。もちろん、奨学金といえど借入金だという発想は持っておかないとダメですが、どうせ借りるなら低金利ということであればそういう使い方も有りと言えば有りです。

一応保身のための言っておきますが、そんな使い方絶対ダメですよ。誰かに怒られてもこのサイトをみてやったとは言わないで下さい(笑) ただ、考え方としてそういう方法も有るというのを伝えたかっただけです。これは日常生活でも大事になってくる発想ですからね。どうすれば一番お得なのか考えることは非常に大事です。

というわけで、「奨学金制度は悪なのか!?【※】色々なローン金利と比較してみた」でした。おかげさまで歴代の記事の中で一番長くなりました。これを最後まで読んでくれた人は相当根気強い人です。

ついでと言っちゃなんですが、ソーシャルでこの記事を広めてくれると嬉しい限りです!ではまた次回!

スポンサーリンク

見ておかないと損をするコンテンツ

  • dmmキャンペーン

    DMM FXのキャッシュバックキャンペーンで最大30,000円ゲット

  • NISAのまとめ

    NISA(ニーサ)口座開設キャンペーンのまとめ-口座開設だけで2千円は最低貰える

  • Amazonで節約

    【還元率2.3%】Amazonで商品を割安で買う方法を公開