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nisaと確定拠出年金の併用

NISAと確定拠出年金の併用は可能!併用時の投資の考え方


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nisaと確定拠出年金の併用

はい、先日NISAと確定拠出年金を比較する記事を書きましたが、その続編です。今回は税制メリットの有る2つの制度を併用する場合の投資の考え方について簡単に書いてみます。

一応書いておきますが、NISAと確定拠出年金は併用可能です。

もっと、厳密に言うと併用する場合の両者の使い分けという所でしょうか。まぁ投資は人それぞれスタンスが有ると思いますので、貧乏人のヨタ話として暇な人は見て下さい。

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基本的な考え方

  • 税引前のお金を投資できる確定拠出年金
  • 税引き後のお金を投資するNISA
両者に投資時点における差異あれど、どちらも基本的にはその後は税金がかからないというメリットが有ります。(もちろん確定拠出年金は受取の時にかかりますが、普通の課税額より少ないのでここでは無視。)

であれば、出来るだけ収益が発生するような銘柄に投資するのがセオリーとなります。が、しかし投資の世界で「必ず儲かる」という案件など無いでしょう。(スーパー投資家なら出来るのかもしれませんが、僕達のような凡人にそんなん無理でしょう。)

株とはまた別ですが1月15日にスイスフランの大変動ですっごい事になってたんで、やっぱFX怖いっすねー。

ででであれば、ここは手堅く国際分散投資をするのが良いのではないか?とお金の運用術の著者 山﨑元さんも言っておられます。

■なぜ国際分散投資なのか?
以下の引用画像を見れば分かるように日本の人口は既にピークを超えており、今後は減少傾向になるものと考えられています。

人口動態
(出典:(2)将来推計人口でみる50年後の日本|平成24年版高齢社会白書(全体版) – 内閣府

2050年・・・今から35年後には1億人を割るというのですからビックリですよね。で、人口が減少すればそれだけ物を消費する人が少なくなりますから、経済の成長は中々見込めません(外国で日本企業が大儲けすればいいんや!とかは今回は無しで。)

一時の低い株価からは脱出して、現在はある程度株価も上がってきていますが、日本株だけに投資するのは中長期投資の観点からするとあまり好ましく無いと言うのは何となく感覚的に分かりますよね。

一方で、世界の人口予測がどうなっているかというと、国連(UN)のレポートによれば2013年において72億人となっている世界人口は2025年までの12年間で毎年1億人ずつ増えて84億人、2050年には96億人になると書かれています(僕の英語力が正しければw)

先ほども書きましたが、人口が増えればそれだけ経済活動も活発しますので成長します。よって一般的に考えれば世界的な視点で見た場合に株価はまだまだ成長していくと考えられます。そのため、国際分散投資が長期的に見ると利益を出しやすいのではないかと言われている訳です。

ただ、ここで問題になってくるのがNISAと確定拠出年金の投資対象期間です。

投資対象期間で考える

確定拠出年金に関しては60歳になるまでお金を引き出せないわけですから、僕のようなアラサーにとっては今後30年間で国際分散投資をすればそれなりに利益は出るでしょう。当然、期間中に世界株価も上下するとは思いますが、トータルで考えれば元本よりは増加している可能性のほうが高いと思います。

もちろん、受取時点で世界的に株価が暴落してたら元本以下になる可能性も有りますが、ここは確率の問題です。

ですから、セオリー通りに国際分散投資が出来る投資信託でも購入しておけば問題無いと思います。ただ、問題はNISAです。

NISAは期間が短い

NISAに関しては皆さんご存知のように、現状では最大10年の時限措置であり、今年投資した非課税枠は原則5年後の年末で一旦切れます。

ロールオーバーは出来ますし、制度が変わる可能性も有りますが、ここでは現状の措置で何の改正もされずにNISA制度が終わる場合を考えています。

5年という短い期間及びNISA制度終了の事を考えると、確定拠出年金のように完全なる長期投資という観点から物事は見れません。国際分散投資をしたとしても、期間が5年・10年ですから世界株価が底の時点で期限が切れてしまうというリスクは確定拠出年金の場合よりも格段に高くなると思います。

これは難しいですねー。人間誰しも【損】をしたくないものです。非課税というメリットを受けられるなら、そのメリットを最大限に享受したいと思うでしょう。ただ、これは個人的な意見ですが、それでもNISAも国際分散投資一本で僕はいいんじゃないかと思います。

世界経済の伸びを考えると、それが一番リスク無く(確率的に)元本を上回るリターンを得られる考え方かなと。。。

極論?

極論を言えば、僕はNISAで損が出ていても、その場合は課税口座に移管して「塩漬け+追加投資」すれば良いんじゃないかと思います。移管時は時価で移行されるので、課税口座に移して利益が出たら税金取られるんじゃん。

という問題は有りますが、そこは改正されるかもしれませんし、基本的に一発逆転するぜ!みたいなノリで投資をやらない方が無難です。コツコツと最終的にプラスになればいいやくらいの気持ちがいいんじゃないでしょうか。

アセットアロケーション(資産配分)と自分の状況も考える

また、全体的なアセットアロケーション及び自分の資産状況も考慮に入れる必要が有ります。

NISA
確定拠出年金
課税口座

の3つの投資手段がある中で、どうすればなるべく資金が増えるのか?を考えます。もちろん、アセットアロケーションはその人その人の現在の状況によっても変わります。

既に個人資産が数億円有るという人ならNISA枠制度の年間100万(改正後は120万)という投資額は微々たるものなので、非課税メリットを最大限に享受するためにベンチャー投資とか新興国投資をしても良いかもしれません。

また、そんなに資産が無い人でも「確定拠出年金」は新興国を除いた国際分散投資、NISAは非課税のメリットを受けたいから新興国に全部ぶっこんで利益が出たら良かったね!という観点で望む。(確定拠出年金とNISAと課税口座の中でリスク資産を分け合う。全体的な資産配分で考えるという意味です)ってのも有りかもしれません。

まぁ、年齢や今後の収入見通しによっても投資対象は色々変わってきます。将来の生活のための資金をお金持ちと同じようにリスクの高い銘柄に投資をするのはリスクでしょう。(リスクが2回出て来てるけど別におかしくないで!)

身の丈に有った投資をするのが良いですね。

現金化のしやすさも考える

アセットアロケーションなんちゃらのセクションでは「課税口座」が出て来ましたが、ここでは忘れて下さい。自分の大切な資産を投資する上では「現金化のしやすさ」もしっかりと考慮に入れておかなければなりません。

特に、個人事業主の場合は節税目的で確定拠出年金に投資する場合も有ると思いますが、確定拠出年金の原資が戻ってくるのは基本的に60歳を過ぎてからです。もし仮に5年・10年内に子供が大学に進学する、海外留学するなど大金が必要になった場合に余剰資金を全額確定拠出年金に投資をしていた場合は、お金を使いたくても使えません。

そういう部分も考えて、現金化しやすいNISAにこれだけ入れる。確定拠出年金にはこれだけ入れるという配分を考えた方が良いです。

年間200万も余剰資金が出る人なんて殆どいない

NISAは改正後120万の非課税枠、個人型確定拠出年金の場合は年額81万6千円の非課税枠?です。合計すると200万円を超えます。こちらの記事でも書いていますが、日本人は年収的に300万円~400万円の人が最も多いとされています。

平成25年分民間給与実態統計調査結果によれば平均年収は414万円ですが、これは一部の高額所得者が平均を引き上げているだけで、割合的に多いのは300万円~400万円のはずです。

であれば、非課税枠を最大限利用できる人なんてあんまり居ないはず。だからこそ、現金化のしやすさはしっかりと考えておかないとダメですね(まぁそもそもサラリーマンと個人事業主は違うけどさw

その他注意点

後は、手数料にも着目してくださいね。NISA口座内の取引に関しては国内株式売買手数料無料!なんて業者も有りますし(参考:NISAの手数料比較)、買付け時の手数料は無料!という業者も有ります。

また、投資信託であればノーロードで購入出来る商品もあります。NISAの場合は非課税枠の再投資が出来ないという負の側面も有りますから、その辺りまでしっかりと踏まえて投資をしていきたい所です。

これは確定拠出年金の場合も同様です。特に長期投資になる確定拠出年金の場合は「信託報酬」の方もきっちりとチェックしてから投資しましょう。

まとめ

何か、話が色々飛んじゃって分かりにくかったと思いますので最後にまとめます。

全体の資産配分を考えれば、NISAに新興国投信を割り当てて、確定拠出年金や課税口座で新興国以外のインデックス銘柄を割り当ててリスクヘッジをするのも有りだと思います。

ただ、そうした場合にはリスクの高い新興国へのインデックス投資は割合的に小さくしたいと考えるのが普通なので、そうなってくると普通の人の金銭感覚だとNISAの枠を全部使えないのが普通でしょう。多分。)

そういう意味で、僕ならNISAも確定拠出年金も両方共投資信託で新興国を含めて国際分散投資します。NISAで損が出たら、もうしょうがないと割りきって課税口座へそのまま移すと思います。

という個人的な意見を書いた記事ござんした。お疲れ様でした。手数料忘れたあかんで!

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