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奨学金の返済通知

奨学金が返済できない・・・なんて事態を防ぐ為に給付型奨学金を活用しよう


この記事を読むのに必要な時間の目安: 14分ぐらい

奨学金の返済通知

奨学金と聞くと、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金の事を思い浮かべる人が多いと思います。まぁ、独立行政法人で公的機関ですし、高校3年生の時に予約説明会とかも開催されるはず?なので仕方ありませんね。

JASSOの日本学生支援機構について(平成26年度版-P9参照)によると大学学部生の2.6人に1人、割合にすると38.7%の人がJASSOの奨学金を利用しているそうです。

しかし、悲しいかなJASSOの奨学金は「奨学金」とは名ばかりの教育ローン(借入金)です(*)。借入金ですから、卒業後には当然返済しなくてはいけません。

* 2017年度から給付型奨学金が先行して実施されますが。

私自身、1種も2種も借りていたので、やっぱり負担感は感じます。(先日2種の方をようやく完済しました)。そして、実際に奨学金の滞納が大きな問題になっていますよね。

今回の記事では「奨学金が返済できない・・・」なんて事態を招かないためにも是非知っておいて欲しい!「給付型奨学金」について簡単に触れてみたいと思います。しかし、その前にJASSOの奨学金を滞納するとどんな問題が発生するのかについても触れておきましょう。

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JASSOの奨学金を滞納すると信用情報に傷が付くかも?

実は、JASSOは2008年11月から全国銀行個人信用情報センター(KSC)という所に加盟しており、延滞者に関しては個人信用情報(事故情報)を登録することになっています。(俗に言うブラックリスト入りというやつです。)

リンク個人信用情報機関への個人情報の登録について – JASSO

延滞者に対する取り立て

事故情報が登録されると信用情報を参照する企業の車のローン・住宅ローンあるいはクレジットカードの審査などに落ちる可能性が高くなります。なぜなら、奨学金を返済出来ないということは「経済的な信用度が低く、貸しても返済してくれないのでは?」と判断されるためです。

個人間のお金の貸し借りでも、一回でも返済しなくなった奴にはもう二度と貸すものか!と思いますよね。まぁ、そもそもお金貸しちゃダメなんですが。

奨学金は滞納してもブラックリストには載らない!と思っている人が、今でも結構いるそうですがそうではありません。(スマホ・携帯の機種代の分割払いも割賦契約なので一定期間滞納すると事故情報として登録されます。)

金銭の貸し借り

それで、「なんでクレジットの審査に通らないんだろう・・・、なんでローン組めないんだろう・・・」なんて悩む人もいるそうなので、要注意です。ローンが組めなくて離婚問題に発展する夫婦とかもいるそうですよ。

(実際、うちの兄貴は多重債務者であることを嫁に隠してて、嫁がクレジットカード作ろうとしたら作れなくって離婚の危機まで行った事があります。まぁ、別の理由で離婚しちゃいましたが。)

信用情報あるいはブラックリストという言葉についてもっと知りたい方はこちらの記事を御覧ください。なお、参照記事でも書いていますが、実際には「ブラックリスト」という言葉・物は存在しません。

奨学金は3ヶ月以上連続で滞納するとブラックリスト入り

では、奨学金の返済をどれくらいの期間、滞納すると事故情報が登録されるのか?と言うと、奨学金の場合は「連続で3ヶ月以上返済を滞納」すると、延滞情報が登録される事になります。

連続で3ヶ月以上!という所がミソですね。つまり2ヶ月連続滞納しても3ヶ月目に延滞しなければ取り敢えずセーフです。図に表すと以下のような感じ。

奨学金延滞情報ー図
(出典:個人信用情報機関への個人情報の登録概要 – jasso)

なお、「延滞情報」は返済完了後から5年後に削除されます。つまり最低でも5年間はローンを組んだり、クレジットカードの審査に通りにくくなるという事です。保証機構による代位弁済が行われた場合も同様に5年記録されます。

5年は結構地獄なので、しっかりと収支管理をして下さい。と言うか、返済が厳しくなったら滞納する前にJASSOに相談して下さい。その人の状況にもよりますが「減額返還制度・返済期限猶予制度」という2つの制度のどちらかを利用できるはずです。(参考:返還が難しいとき – JASSO

JASSO自体は独立行政法人ですから「ヤ○ク○ザ」ではありません。わざわざ奨学生が不利になるような情報を、積極的に信用情報センターに登録したいとも思っていないはずですからね。

ちなみに、JASSOがKSCに奨学生の情報を登録するのは奨学金の返済を滞納した場合だけです。つまり、通常通り返済している分には「奨学金を借りている」という情報が他の金融機関に知られる事はありません。なので、住宅ローンや車のローンを組む際にも奨学金部分は除外して審査が行われます。除外というか金融機関も知りようが無いので。

最終的には給与の差押えなど強制執行が行われる可能性

奨学金は3ヶ月以上滞納すると信用情報に傷が付くことになるわけですが、更に9ヶ月以上滞納し続けるとJASSOの顧問弁護士名義の督促状が届きます。

この督促状の期限までに支払いが行われないと・・・訴訟になります。訴訟を起こされると、今まで滞納していたという事実があるので、基本的に負けます。「差押えやむなし!」という判決が出るという事です。

差押えられた給料袋

全額差押えられるわけではありませんが、給与も差押えられますし、持っている財産も没収される可能性が有ります。そうならないように事前の対策が必要ですね。

長くなってしまったので、JASSOの奨学金を滞納したらどうなる?という部分は一旦終了。この辺りは、もう少し調べて別途記事に出来ればと思います。

JASSOの奨学金を滞納している人の割合

JASSOによると(平成26年度奨学金の返還者に関する属性調査結果 – JASSO)、平成26年度末時点で奨学金の返還を要する者の人数は”362万4,706人”、そのうち3ヶ月以上の延滞者は”17万3,190人”となっています。

割合にすると約4.8%ですね。奨学金を借りた人のうち4.8%はブラックリストに入っているという事になります。滞納してしまう理由は色々ありますし、恐らくこの記事を読んでくれている人は情報収集に積極的な人なので、滞納するなんて事は無いと思うのですが・・・

お金がない若い人

万が一にも滞納してしまったら、前述したように大きなデメリットが待っています。滞納のリスクを少なくするためにも以下で紹介する「給付型奨学金」が利用できないか、検討してみましょう。

返済不要!給付型奨学金にも色々ある!

返済不要の給付型奨学金にも色々な種類が有ります。後述する「給付型奨学金を利用する際の注意点」も簡単に参照しながら、どの給付型奨学金に応募できそうか検討してみて下さい。

種類としては以下の様なものが有ります。

  • 国の給付型奨学金
  • 大学独自の給付型奨学金
  • 地方自治体や民間団体(企業や財団等)の給付型奨学金
  • 新聞奨学金
以下、それぞれ簡単に見ていきましょう。

国の給付型奨学金

奨学金の滞納問題が世間に注目されるようになったおかげか、ようやく2018年度から国の給付型奨学金制度が始まります(一部、児童養護施設出身者など金銭的に特に厳しい環境に置かれている学生などに対しては2017年度から実施。)

要点をまとめると以下のようになります。

  • 対象者は住民税非課税世帯で学業成績優秀者etc
  • 高校からの推薦が必要
  • 対象人数は年間2万人を想定
  • 必要予算は200億円程度
  • 給付額は進学先・下宿状況に応じて月2万~4万円(*)
* 国立(自宅生)は月2万円/国立(下宿生)及び私立(自宅生)は月3万円/私立(下宿生)は月4万円

今まで無かった制度が始まるわけですから、社会的意義は非常に大きいと言えますが、残念ながら全ての生徒が利用できるわけではありません。

学生の集団

高校一学年あたりの住民税非課税世帯の生徒のうち、大学に進学しようとする人数が約6.1万人と推計されているので、採用される確率は単純に3分の1程度。なかなか狭き門ですね。また、原則として高校1校あたりの推薦者は一人に絞られますから非常に厳しい。s

参考給付型奨学金制度の設計について<議論のまとめ>-平成28年11月29日

以下で紹介する給付型奨学金の利用も検討してみて下さい。

大学独自の給付型奨学金・地方自治体や民間団体の給付型奨学金

比較的給付型の奨学金が多いのが大学が独自に行っている奨学金制度です。学校によっては特待制度と呼ばれる事も有ります。学費免除制度を採用している大学もありますね。

また、大学が独自に行う奨学金制度のほかにも、地方自治体であったり企業や財団法人などの民間団体が母体の奨学金制度も有ります。

これらの制度については下記JASSOの該当ページから検索をかける事が出来るので、自分の行きたい大学だとどんな奨学金制度が受けられるかチェックしてみましょう。

大学・地方公共団体等が行う奨学金制度 – JASSO

これらの奨学金を受ける場合の注意点には以下のような物があります。

  • 地元出身者じゃないと申し込めない場合がある
  • 大学を経由して申し込むものが多い
  • JASSOの奨学金あるいは他の奨学金と併用できないものもある
  • 学業成績等が悪くなると支給打ち切りとなるものもある
などなど。応募条件をしっかり見て、自分が対象になるかどうかキッチリチェックするようにしておきましょう。

個人的な感覚ですが、民間団体が行う給付型奨学金はそこまで所得制限が厳しくないので、学業成績が優秀なのであればチャンスはあると思います。(もちろん成績が同じであれば低所得者のほうが採用される可能性は高くなりますが・・・)

ちなみに、私が貰っていた民間団体の給付型奨学金の世帯所得制限は年間800万円以下でした。

新聞奨学金

死ぬほどしんどいけれど、貰える奨学金のレベルは最高級なのが「新聞奨学金」制度。主に以下のような全国紙の新聞社で募集されています。

何と言っても新聞奨学金の特徴的な点といえば、返済不要の奨学金に加えて毎月のお給料も貰えるという所です。例えば朝日奨学金なら4年間奨学生として頑張れば、最大520万円の学費が支給され、毎月約15万円程度の給与が貰えます。

新聞配達

しかも、冷暖房完備のアパートを無料で提供してくれたり、ボーナスなんかも貰えます。学校に行きながら毎朝・毎夕新聞配達をするのはとても辛いですが、本当に勉強したい人にはおすすめです。他から借金する必要もほとんど無いと思います。

なお、奨学金の額や給与の額・募集時期等は新聞社によっても住んでいる地域によっても変わります。説明会が定期的に開催されているようなので、興味のある人は上述したリンク先を逐一チェックしておきましょう。

最後に・・・

以上見てきたように、返済不要の給付型奨学金は調べれば結構有ります。が、こういう制度があること自体を結構知らない人は多いです。

実は支給される可能性があるのに、申請すらしていないと貰えるものも貰えません。皆さんの周りで優秀なのにお金がなくて大学に行けない・・・と悩んでいる学生さんがいましたら、こういう制度もあるみたいだよーってな感じで教えてあげれば良いのではないでしょうか。終わり。

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